シェフラー、独モビリティ賞受賞のモビリティコンセプト「シェフラームーバー」の最新バージョンを展示…東京モーターショー2019

シェフラー、独モビリティ賞受賞のモビリティコンセプト「シェフラームーバー」の最新バージョンを展示…東京モーターショー2019
シェフラー、独モビリティ賞受賞のモビリティコンセプト「シェフラームーバー」の最新バージョンを展示…東京モーターショー2019全 9 枚

シェフラーが東京モーターショー2019に出展。「ドライブテクノロジーの最適化とエネルギーチェーンへの総合的な知見」をテーマに、新しい都市空間向けモビリティコンセプト「Schaeffler Mover」(シェフラームーバー)などの展示を行っている。

ブース内でひときわ目立つ「Schaeffler Mover」は、シェフラーが開発中のシャシーや電気モーター、モジュールなどで構成されており、ブース内で展示されているシェフラーの開発中の最新技術の粋を集めたものとなっている。

細かくブースを見ていくと、まずは電気モーター3種が並ぶモーターのコーナーがあり、従来の手法を用いて開発した2つのモーターと、現在開発中であり、同社が「ウェイブワインディング」と呼ぶ手法で製作した低コストかつ高性能な新型モーターが並んでいる。

続いてシャシー部分、速度を検知して自動的にステアリングを行う「インテリジェント後輪ステアリング」や、開発中の「Space Driveドライブワイヤー」のサンプルが展示されている。このドライブワイヤー技術にはフェイルセーフの理念を用いた「フェイルセーフオペレーション」が搭載されており、ユニットには3つのCPU、2つのモーターが使われている。どれかひとつが故障・破損しても、残りのパーツが駆動することで、安全にディーラーなどに運転が可能だそうだ。

これらのユニットを活用して作成されたのが、"走る・曲がる・止まる"をひとつの省スペースユニットに統合したホイールハブ「シェフラーeCornerモジュール」である。一輪車のような外見にタイヤ・モーター・サスペンション・ブレーキなどが搭載されており、これだけで走行が可能だ。

そしてこの「シェフラーeCornerモジュール」を4つ使って作られたのが、目玉の「Schaeffler Mover」となる。「シェフラーeCornerモジュール」はそれぞれ独立して最大90度までの操舵角があり、PVではその場で4つのタイヤだけを回転させ、車体を移動することなく駐車や発車を行っていた。

「Schaeffler Mover」はドイツですでにドイツモビリティ賞を受賞しており、まさに未来のモビリティカーの一端が垣間見れた。気になる方はぜひシェフラーまで足を運んでみてほしい。

《二城利月》

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