2019年10月23日からお台場にある東京ビックサイトで開催中の東京モーターショーに、2輪・4輪用電子制御システムやエンジンマネジメントシステムを開発する株式会社ケーヒンが出展。
コンパクトカーのハイブリッドモデルの居住性の向上に貢献する技術を多数展示している。
例えばパワーコントロールユニット(PCU)は、中核部品となるインテリジェントパワーモジュール(IPM)に専用回路基板や電流センサーを一体化することで、部品やハーネスなどの必要なパーツを大幅に削減。
さらにはモーターを最適に駆動するための昇圧回路も、コンデンサとリアクトルを独自の制御技術や冷却構造を工夫することで小型化に成功し、コンデンサ容量は従来の約半分という驚くべきサイズとなっている。
《撮影 先川知香》また、従来ではバッテリーごとに複数装着する必要があったバッテリーマネージメントシステム(BMS)も、1つで対応できるよう集約。バッテリースペースを小さくすることを可能とした。
他にも、ケーヒンが誇るレースユーズキャブレーター「FCRキャブレーター」から名前を受け継いだ、フューエルインジェクションを採用した2輪用「FCR」のコンセプトモデルを展示。
《撮影 先川知香》それらケーヒンの技術が搭載されたクルマに乗って未来を目指すゲームが用意されているなど、これからのクルマの未来を想像できる空間となっている。