日産、4輪制御搭載のEV試作車を初公開…先進技術展示説明会

日産自動車:電動駆動と4輪制御技術搭載の試作車
日産自動車:電動駆動と4輪制御技術搭載の試作車全 3 枚

日産自動車は10月23日までに、電気自動車(EV)『リーフ』をベースにして電動駆動による4輪制御技術を搭載した試作車を国内外の報道関係者に初公開した。

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神奈川県横須賀市の同社施設「グランドライブ」で、報道関係者を対象にした先進技術の説明・試乗会を開いて発表した。試作車はEVによる4輪駆動車(4WD)で、日産が蓄積してきた「電動化技術」と車体の振動や揺れなどを抑制する「シャシー制御技術」さらに「4WD制御技術」を統合して開発している。

電動化技術による素早い加減速や個々の車輪にかけるブレーキを制御するシャシー技術などにより、(1)快適な乗り心地、(2)ドライバーの意志に応えやすいハンドリング性能、(3)雪上など路面を問わない走行―の実現を目指している。

試作車は、62kWhのリチウムイオン電池を搭載し、リーフのなかで最も航続距離の長い『リーフe+』をベース車両にした。動力源はリーフに搭載している最高出力110kW、最大トルク320N-mのモーターを流用し、前・後輪用に計2基搭載している。システムの最高出力は227kW、最大トルクは680N-mに及ぶ。

日産の電動化技術は、1万分の1秒レベルという超高速でモーターの駆動力などを制御しているのが特徴という。試作車は「こうした電動駆動による素早いレスポンスと滑らかな加速というベース技術のアドバンテージを生かし、シャシー制御や4WD制御との統合を図った」(開発担当者)としている。

日産の開発担当者の運転による同乗試乗では、直進での急なブレーキング、ワインディングロード、濡れた路面の旋回コース―の3種が用意された。通常のリーフとの性能差も比較できるようにそれぞれ試乗でき、ブレーキングでは4輪ごとの制御による乗員挙動の安定、ワインディングロードや濡れた路面では少ないステアリング操作による安定走行などを体感することができた。日産は電動化が加速する2020年代の実用化を目指す。

《池原照雄》

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