フォルシアクラリオン、グループ各事業の技術を一堂に展示…東京モーターショー2019

フォルシアクラリオン(東京モーターショー2019)
フォルシアクラリオン(東京モーターショー2019)全 10 枚

フォルシアのエレクトロニクス部門であるフォルシア クラリオンは10月24日に開幕した東京モーターショー2019に、フォルシアが展開する全4事業の技術、製品を一堂に集めて展示している。

フォルシアは現在、ハイブリッド車を始めとするクリーンモビリティ、自動車用シーティング、インテリア、エレクトロニクスの4事業を展開。このうちエレクトロニクスに関しては2019年4月にフォルシアがクラリオンを傘下に収めたのを機に4つめの事業として立ち上がった。

クラリオンのグローバルブランドコミュニケーション部の辛島祐加氏は「フォルシアの4つの事業を一堂に展示するのは、日本では東京モーターショーが初めてになる」と話す。

このうちクラリオンが担うエレクトロニクス部門からは、オンラインテクノロジーと音響ソリューションの組み合わせにより4席の乗員の状況を自動検知して各シートごとに最適な音場環境を提供する新技術を搭載したデモカーを展示している。

辛島氏によると「技術そのもののはすでに公開しているがデモカーの出展は今回が初めて」で、「あらかじめ顔登録すれば乗客の好みの曲だけでなく、オーディオチューニングなどもパーソナライズした音響が楽しめる」とのことだ。

またクリーンモビリティでは燃料電池車用のスタックおよび軽量・小型対高圧水素タンクを紹介。シート部門ではランボルギーニ初のSUVモデル『ウルス』に採用されているハイパフォーマンスシートを展示している。

インテリア部門では、12.3インチ曲面ディスプレーを3枚貼り合わせた曲面インストルメントパネルを提案している。

クラリオンの川端敦社長は同日、ブース内で開いたプレスカンファレンスで「今後、フォルシアのエレクトロニクス技術を支えていく非常に重要な事業群という認識を持って開発を進めていく」と強調。

その上で「それぞれの事業群とのシナジーを生かしながら新しい技術をフォルシアの事業部隊に提供していく。我々自身も様々な技術を導入して商売の範囲を広げていくとともに、今までなかなか手がつかなかったヨーロッパ、アメリカにフォルシアの力を借りながら出ていく」と抱負を語っていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る