「愛されるシート」TSテック イノヴェージ は新たな可能性…東京モーターショー2019

TSテック イノヴェージ(東京モーターショー2019)
TSテック イノヴェージ(東京モーターショー2019)全 13 枚

クルマのシートや内装品を手がけるテイ・エス テック(TSテック)。同社は東京モーターショーで次世代車室空間『イノヴェージ』と、誰もが笑顔になるシートシステム『愛されるシート』を東京モーターショー2019に参考出品した。

【画像全13枚】

1990年に発売されたホンダのスーパーカー『NSX』のためにアルミシートフレームを開発し、車体の軽量化に貢献した実績を持つTSテック。令和の時代を迎えた現在、独自技術を結集させることで新たな「座る」ことの価値を提案する。

人とクルマ、社会、未来をつなぐ架け橋となることを目指した『イノヴェージ』は、状況に応じて自動でシートを補正するものだ。走行時に理想のドライビング姿勢にすることはもちろん、呼吸と心拍から疲れをセンシングすることで運転モードやシートアレンジを提案したり、ヒーリングサウンドや照明で車室空間にやすらぎを演出する。

TSテック イノヴェージ(東京モーターショー2019)TSテック イノヴェージ(東京モーターショー2019)
「カーインテリアがIOT化して社会とつながることで、移動するだけのSpaceからやすらぎを与える特別なPlaceに変わっていきます」と保田真成社長は次世代の車室空間を紹介。イノヴェージが実用化されたら、ロングドライブや家族旅行の際はこれまでにない体験が可能になるだろう。

シートのセンシング技術とIOT技術を融合させ、エンターテインメント性のあるコンテンツが楽しめる『愛されるシート』も興味深い。名称で思わずニヤッとしてしまうが、シートをスマホやタブレットのアプリと連動するコントローラーにすることでこれまでにない座り方ができるシートシステムだ。

TSテック 愛されるシート(東京モーターショー2019)TSテック 愛されるシート(東京モーターショー2019)
座ったままバランスで競うアプリ『緩急走』を体験してみたが、文字通り“座ったまま”お尻を動かすことでちょっとした運動ができる。自分の動きに合わせてタブレットの画面の中で反応するバーチャルランナーは「アスリート」ならぬ「イス(椅子)リート」だ。

緩急走にはプレイ中に重心を動かさないことでイスリートを加速させる緩コース、勢いよく動くことで加速させる急コースがあり、簡単そうに見えても意外な難しさについ笑ってしまった。ランニングアプリや座禅アプリ、座・反応アプリも用意されていた。

TSテック 愛されるシート(東京モーターショー2019)TSテック 愛されるシート(東京モーターショー2019)
「愛されるシートは座れば誰もが笑顔になるシートシステムです」と保田社長。「座るから広がる、新たな楽しみ方の可能性はこれからますます広がっていきます。TSテックグループはこれからも常に今を超えて想像し続け、社会に、皆様に喜びを提供していきます」と結んだ。今後のシートの可能性に期待したい。

《Hideyuki Gomibuchi》

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