ホンダ初のEVの普及を促進、充電コスト引き下げへ…欧州電力会社と提携

ホンダe
ホンダe全 4 枚

ホンダ(Honda)の欧州部門は10月23日、大手電力会社のバッテンフォールと提携を結び、欧州のEVユーザーの充電コストを引き下げると発表した。

今回の発表は、ホンダ初の市販EV、『ホンダe』の欧州での普及を後押しするのが狙い。すでにホンダeはドイツ、英国、フランス、ノルウェーで先行予約を開始しており、2020年初夏より、順次デリバリーを開始する予定だ。

ホンダeには、街中での取り回しの良さと力強いモーター+後輪駆動によるホンダならではの走りの楽しさを追求した。モーターは最大出力が136psと154psの2種類のチューニングが設定される。どちらも、最大トルクは32.1kgmを引き出す。ホンダeでは、このモーターが後輪を駆動する。0~100km/h加速は、およそ8秒の性能を備えている。

ホンダeには、蓄電容量35.5kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載する。1回の充電での航続は、最大220kmとなる。急速充電を利用すれば、30分でバッテリー容量の80%まで充電できる。

ホンダの欧州部門は、バッテンフォールと提携を結び、欧州のEVユーザーの充電コストを引き下げる。両社は、グリッド需要に比べて、最も費用対効果の高い時間にEVを充電できる柔軟な電気料金を導入していく。

このサービスは2020年、まずは英国とドイツで開始する予定だ。ホンダは、他のヨーロッパ各国にも拡大展開する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. アキュラが新型EV『RSX』プロトタイプを発表…新世代ホンダEVプラットフォーム
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る