アストンマーティン(Aston Martin)は10月24日、イタリアで11月に開催される「ミラノモーターサイクルショー2019」(EICMA 2019)において、ブランド初の二輪車を初公開すると発表した。
この二輪車は、英国のブラフスーペリアと提携して共同開発される。ブラフスーペリアは1919年、ジョージ・ブラフ氏が設立した。高性能かつ高品質なブラフスーペリアの二輪車は、「オートバイのロールスロイス」と称されていたが、1940年に二輪車生産から撤退した。
2013年、二輪デザイナーのティエリー・ヘンリエット氏が、ブラフスーペリアを復活させた。ブラフスーペリアの最も有名な二輪車で、映画『アラビアのロレンス』(1962年公開)のモデルになったトーマス・エドワード・ロレンスも所有していた『SS100』を、現代の技術で再現している。
アストンマーティンは、イタリアで11月に開催されるEICMA 2019において、ブラフスーペリアと共同開発されたブランド初の二輪車を初公開する予定だ。アストンマーティンは、このバイクのティザースケッチを配信し、少量を限定生産する、としている。
アラビアのロレンスこと、トーマス・エドワード・ロレンスが所有したブラフスーペリアSS100(1932年)。英ナショナル・モーター・ミュージアム蔵