関西の大手鉄道事業者が共同でMaaS導入を検討---2025年の大阪・関西万博を視野に

7社の一翼を担うOsaka Metroが計画している万博向け新型車両のイメージ。
7社の一翼を担うOsaka Metroが計画している万博向け新型車両のイメージ。全 1 枚

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)、近畿日本鉄道(近鉄)、京阪ホールディングス(京阪)、南海電気鉄道(南海)、JR西日本、阪急電鉄(阪急)、阪神電気鉄道(阪神)の7者は10月31日、MaaS(Mobility as a Service)の導入を共同で検討していくことを明らかにした。

これは2025年に大阪市此花区の夢州(ゆめしま)地域で開催されることになった大阪・関西万博を視野に、関西地方で出発地から目的地までシームレスな移動手段を提供することを目指すため、2020年度内を目途に「関西地域におけるMaaSのあるべき将来像」「関西鉄道事業者間の連携を前提としたMaaSシステムの構築」などの検討を進めるというもので、7者は「関西MaaS検討会」を組織するとしている。

その際は、鉄道事業者のみならず、広く交通事業者などの参加を視野に入れつつ、データ活用の在り方については「各社独自の技術とサービスを導入してきたわが国特有の経緯を踏まえて検討を行ってまいります」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. カワサキの649ccクルーザー『バルカンS』、2026年モデルで新カラー登場 価格は105万6000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る