10月31日、世界ラリー選手権(WRC)に関する大きな移籍情報がもたらされた。今季ドライバーズチャンピオンとなったオット・タナクが今季限りでトヨタを去り、来季はヒュンダイに加入する。WRC公式サイト等が報じている。
10月27日に終了した今季第13戦スペインで、オット・タナクは最終戦を残し自身初のWRCドライバーズチャンピオン獲得を決定。トヨタにとっては25年ぶりの王者輩出となった。
ただ、スペイン戦当時からタナクのトヨタ離脱とヒュンダイ入りは国内外で既に噂になってもいた。それが現実のものとなったわけだが、やはり噂レベルと現実との間には衝撃度の違いがある。
タナクは「ヒュンダイのチームディレクターであるアンドレア・アダモが提示したプランは、僕自身の野心にマッチしたものだった」との旨を語っている。
タナクの王座決定を喜ぶトヨタ陣営(第13戦スペイン)。ヒュンダイとの契約は2年で、コ・ドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤもタナクに随伴して移籍するという。
今後はトヨタの来季布陣の編成に注目が集まることとなりそうだ。
#8 オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)