京セラ 谷本社長「車載用部品が減少でもADAS向けの部品は活発に動いている」

京セラの谷本秀夫社長
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京セラは11月1日、都内で2019年度第2四半期連結決算の説明会を開催し、谷本秀夫社長は「中国などマクロ経済の悪化で部品需要の減少によって減益になった」と振り返った。

売上高は7990億円と前年同期に比べ0.2%減と微減だったが、営業利益が603億円、当期純利益が596億円とそれぞれ27.0%減、24.0%減の大幅な減益だった。

なかでも利益の落ち込みが大きかったセグメントが、産業・自動車用部品と電子デバイスだった。特に産業・自動車用部品は56.5%減と半分以下になった。

「M&Aによって増収だったが、半導体製造装置用部品と車載用部品の需要が大きく減少して減益となった。また、電子デバイスについても、AVXを中心に在庫調整が長期化している」と谷本社長は説明する。ただ「先進運転支援システム(ADAS)向けの部品は活発に動いている」そうだ。

今回の説明会で記者の質問が集中したのが、2020年1月発売予定の住宅用蓄電池「エネレッツァ」についてだった。これは世界初のクレイ型蓄電池システムで、高い安全性、長寿命、低コストがウリだ。価格についてはまだ未定だが、コストが3割ほど安いので、現在販売されている他社の蓄電池より安くなるのは間違いない。

自動車分野など他分野への用途拡大も考えているが、「家庭用でかなりの引き合いがあり、それをつくり切るのに数年かかる。他の分野に広げていくということはその後になる」と谷本社長は嬉しい悲鳴をあげている。

また、今期すでに5社のM&Aを行っていることから、今後のM&A戦略についての質問もあった。それについて、谷本社長は「相手があることなので、こちらが100%望むようになるとは思っていないが、従来通りに部品関連とドキュメント関連が中心となる」と話す。

自動車・モビリティ関連のビジネスに力を入れているだけに、近い将来、自動車部品メーカーの買収があっても不思議ではない。

通期の業績見通しについては、売上高1兆7000億円(前年度比4.7%増)、営業利益1400億円(同47.6%増)、当期純利益1250億円(同21.1%増)と4月に公表した数値を据え置いている。ただ、セグメント別ではそれぞれ大きな増減がある。

《山田清志》

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