ポルシェ、触覚データ開発企業に出資…2020年代初めに量産車に搭載へ

ポルシェが出資したイスラエルのタクタイルモビリティ社のソフトウェアのイメージ
ポルシェが出資したイスラエルのタクタイルモビリティ社のソフトウェアのイメージ全 2 枚
ポルシェ(Porsche)は10月29日、イスラエルのテクノロジー企業、タクタイルモビリティ社に出資した、と発表した。

タクタイルモビリティ社は、車両の触覚データ技術を開発している新興企業だ。独自のアルゴリズムによって、従来のセンサーシステムで得られる情報を上回る量の車両や道路の状態に関する情報を、収集することができるという。

他にも触覚データは、走行中の車両のタイヤと路面間の摩擦係数を評価するのに役立つ。また、バッテリーマネジメントシステムの予測サービスや最適化のアプリケーションにも利用できる。

タクタイルモビリティ社のソフトウェアは、エンジンやブレーキ、燃費など、車両の状態に関する各種データを算出する。その結果、さまざまな車両コンポーネントの摩耗状態について、知ることができる。

また、タクタイルモビリティ社のソフトウェアは、道路の状態を検知し、路面状況の変化を迅速に識別する。例えば、滑りやすい路面に遭遇する前に、車両のネットワークに指示して、対応を準備することができるという。

なおポルシェは、タクタイルモビリティ社のテクノロジーを、2020年代の初めに量産車に搭載することを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【シトロエン C4ハイブリッド 新型試乗】ハイドロ系ダンパーでも「薄味」なシトロエン…中村孝仁
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る