日経平均終値2万3251円、トヨタ自動車も年初来高値更新[新聞ウォッチ]

ニューヨーク証券取引所(NYSE、11月4日)
ニューヨーク証券取引所(NYSE、11月4日)全 1 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

「文化の日」を挟んだ3連休明け11月5日の東京株式市場で、米株価が前日に史上最高値を更新したことなどを好感し、日経平均株価も大反発。上げ幅は一時450円を超え、10月29日に付けた今年の取引中の最高値を更新した。終値は前週末比401円22銭高の2万3251円99銭で、昨年10月10日(2万3506円04銭)以来、1年1カ月ぶりの高値だった。

きょうの各紙も、読売が1面で「株400円高 今年最高値、2万3251円、米中協議に期待感」と大きく報じたほか、日経も「日経平均2万3000円回復」などと取り上げている。

それによると、4日の米ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均が約3カ月半ぶりの高値を更新。前週末発表の10月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことや、米中貿易戦争の懸念が和らいでいることが好感されたという。

さらに、この流れを受けて、安全資産とされる円を売る動きが活発化して円相場は1ドル=108円台後半の円安・ドル高水準で推移しており、採算改善への期待で自動車や電機など幅広い銘柄に買い注文が入ったようだ。

11月4日に閉幕した東京モーターショーの総来場者数が無料エリアを含めて130万人を突破したことが好材料となったのかどうかは定かではないが、自動車関連株も軒並み上昇。このうち、トヨタ自動車の株価は終値で前週末比97円高の7648円99銭と年初来高値を更新した。

経営の混乱が続く日産自動車も9月26日以来、久々の700円台を回復、スズキは2019年9月中間連結決算で減収減益だったが、76円高の5347円で引けた。きょうはスバルと三菱自動車、明日以降はトヨタ、ホンダ、日産が中間決算を発表する予定であり、業績見通しとともに株価の動きにも注目したい。

2019年11月6日付

●株400円高今年最高値、2万3251円、米中協議に期待感(読売・1面)

●東京モーターショー、久々の100万人超、展示刷新が奏功(読売・9面)

●ボルボ新型セダン(読売・9面)

●韓国で日本車登録10月58%減(朝日・6面)

●米、パリ協定離脱通告、温暖化対策、大統領選争点に(毎日・1面)

●スズキ減収減益、インド低迷響く、9月中間(毎日・7面)

●皇宮警察サイドカー新調、おそばで陛下守る(毎日・28面)

●トヨタ、若手出張エコノミー検討(東京・6面)

●品川―羽田空港、410円→300円、京急、減収覚悟でなぜ?(東京・24面)

●トヨタが小型SUV、ダイハツからOEM調達(日経・14面)

《福田俊之》

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