新車コンディションのフェアレディZなど…北本クラシックカーフェスティバル

北本クラシックカーフェスティバル2019
北本クラシックカーフェスティバル2019全 54 枚

埼玉県北本市の北本総合公園野球場で11月9日、北本クラシックカーフェスティバルが開かれ、爽(さわ)やかな秋空の下に懐かしのヒストリックカー約150台が集まった。北本市都市公園指定管理者の主催。

同市の秋まつりに合わせて開催されるイベントのひとつで、クラシックカーの展示は今年で11回目。参加資格は、1989年までに生産された国内外の2輪、3輪、4輪車。戦前から平成元年まで、ビンテージカーや軽自動車、スーパーカーなどバラエティに富んだ構成となった。

新車で購入し未(いま)だにオリジナルコンディションを保つ日産『フェアレディZ-L』(1971年)や、戦前に造られた6ボルトのオースチン『10』(1934年)、実用的でパーツも出るというボルボ『P1800S』(1964年)、空冷360ccの初代スズキ『ジムニー』(1971年)、生産台数が349台という希少ないすゞ『べレット1600GTファストバック』(1969年)、オーナーが左官屋さんで今もセメントや砂を積むという現役の2トントラック、トヨタ『スタウト』(1966年)など、興味深い個体ばかり。

初回から協力しているオール日本ライフクラシックカー倶楽部の吉崎勝代表は「今回は20歳から89歳まで幅広い参加者がありました。常連に加え、このところ20代から30代の若いオーナーが増えており、希少な車を継承するといういい流れになっています」と、旧車イベントの手ごたえを感じているようだった。

北本クラシックカーフェスティバル2019北本クラシックカーフェスティバル2019

参加者たちも各々に旧交を温めていた。1968年の新車購入から乗り続けているというトヨタ『パブリカ』コンバーチブルのオーナーは「1台あたりの区画が広く、人にも車にも優しい芝生の上は快適。こんな旧車イベントは貴重ですよ」と笑顔を見せていた。

《嶽宮 三郎》

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