ロールスロイス初のSUV、『カリナン』に「ブラックバッジ」…600馬力に強化

最もダークに見えるブラックバッジ

職人が手作業で仕上げるインテリア

V12ツインターボは29psパワーアップ

ロールスロイス・カリナン・ブラックバッジ
ロールスロイス・カリナン・ブラックバッジ全 18 枚

ロールスロイスモーターカーズは、ブランド初のSUVのロールスロイス『カリナン』(Rolls-Royce Cullinan)の欧州仕様に、「ブラックバッジ」を設定すると発表した。

[写真全18枚]

カリナンは、2018年10月に発表された新型SUVだ。ボディサイズが全長5341mm、全幅2164mm、全高1835mm、ホイールベース3295mmと堂々の大きさを持つ。排気量6.75リットルのV型12気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載し、最大出力571ps、最大トルク86.7kgmを引き出す。車両重量2660kgのボディを、最高速250km/h(リミッター作動)まで加速させる。

このカリナンに、ブラックバッジが設定された。ロールスロイスのブラックバッジは、若い顧客に訴求するスポーティモデルだ。2016年に4ドアリムジンの『ゴースト』と2ドアクーペの『レイス』に、2017年に2ドアオープンの『ドーン』に、ブラックバッジがラインナップされており、顧客に支持されている。

最もダークに見えるブラックバッジ

今回、SUVのカリナンにも、ブラックバッジが設定された。ボディカラーには、ブラックバッジならではの「シグネチャーブラック」を用意する。カリナンは4万4000種類のペイントオプションやオーダーメイドカラーが利用できるが、ロールスロイスによると、多くの顧客がシグネチャーブラックを選択すると予想されるという。ロールスロイス・カリナン・ブラックバッジロールスロイス・カリナン・ブラックバッジ

このシグネチャーブラックは、英国グッドウッドのロールスロイスの本社工場において、複数の層で塗装され、10回の手作業による研磨を経て仕上げられる。ボディサイドには、イエローのストライプを添えることも可能だ。

フロントフード先端に装着される「スピリットオブエクスタシー」のマスコットは、ハイグロスのブラッククロームで仕上げられる。ブラックバッジとしては初めて、カリナンではフードマスコットの取り付けプレートも、ハイグロスのブラッククローム仕上げに。これにより、最もダークに見えるブラックバッジになるという。

フロント、サイド、リアのエンブレムは黒地にシルバーとした。フロントグリルサラウンド、サイドフレームフィニッシャー、トランクハンドル&トリム、エアインレットフィニッシャー、マフラーなどのクローム部分は、ダーク仕上げになる。

足元には、専用のハイグロスブラックの22インチアルミホイールを装着する。ブレーキキャリパーは、ハイグロスレッド塗装とした。このブレーキシステムは、ブレーキディスクの通気性を向上させ、温度上昇に耐えるように特別に開発されたものだ。ロールスロイス・カリナン・ブラックバッジロールスロイス・カリナン・ブラックバッジ

職人が手作業で仕上げるインテリア

インテリアは、「最高の快適さと大胆なデザイン」がテーマだ。デザイナー、エンジニア、職人のコラボレーションにより、新しい素材が生み出された。都市建築に着想を得て、裸織りのカーボンファイバー仕上げが開発された。3D効果を発揮する幾何学的パターンを表現する。

「テクニカルカーボンベニア」と呼ばれるトリムパネルは、6層のラッカーで仕上げられた後、72時間硬化させ、ロールスロイスの特長的な鏡面仕上げにハンド研磨される。このプロセスには21日かかり、車内の23の装着部分すべてで、反射の均一性を職人が確認する。

スターライトヘッドライナーには、スピリットオブエクスタシー、パンテオングリル、「ダブルR」モノグラムなど、歴史的なロールスロイスが表現された。夜間にはブラックのレザーシートに弱めの光を当てることで、キャビンの雰囲気を高めている。ロールスロイス・カリナン・ブラックバッジロールスロイス・カリナン・ブラックバッジ

インテリアカラーは、ほぼ無限の組み合わせが可能だ。大胆な新しいレザーカラーとして、「フォージイエロー」が選択できる。「Infinity lemniscate」のモチーフが、後席のアームレストに刺繍された。このシンプルかつ強力なシンボルは、照明付きトレッドプレートやブラッシュ仕上げの時計にも刻まれている。メーターの指針は赤とした。

V12ツインターボは29psパワーアップ

6.75リットルのV型12気筒ガソリンツインターボエンジンは、新開発のエキゾーストシステムをはじめ、専用チューニングを実施した。これにより、最大出力は571psから600psへ、29ps向上。最大トルクも86.7kgmから91.8kgmへ、5.1kgm引き上げられた。トランスミッションは、ZF製8速ATを組み合わせる。

パワーアップされたエンジンに対応して、シャシーは強化された。フロントとリアのステアリングアクスルは、スロットルとステアリング入力に連動して、最適に調整される。サスペンションの設定も変更され、低速域での快適な乗り心地と、スポーツ走行時のハンドリング性能を追求した。ブレーキのチューニングも変更され、ペダルのストロークが減少している。

《森脇稔》

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