BMW 7シリーズ PHV、地球温暖化への影響を最大58%低減…ドイツ認証機関

BMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745Le
BMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745Le全 12 枚

BMWは11月8日、改良新型『7シリーズ』(BMW 7 series)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「745Le」が、テュフ・ラインランドから地球温暖化への影響を最大58%低減するとの認証を得た、と発表した。

7シリーズのPHVの「740e」は従来、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを中心にしたPHVシステムを搭載していた。これに対して改良新型では、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを核にした新PHVシステムを採用する。

3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力286hp/5000~6000rpm、最大トルク45.9kgm/1500~3500rpmを発生する。従来の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力258hp、最大トルク40.8kgm)に対して、28hp、5.1kgパワフルだ。

モーターは、最大出力113hp、最大トルク27kgmを引き出し、8速AT「ステップトロニック」と一体設計された。エンジンとモーターを合わせたシステム全体では、394hpのパワーと61.2kgmのトルクを獲得する。従来の740eの326hpに対して、68hp強化された。動力性能は0~100km/h加速が5.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。BMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745LeBMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745Le

二次電池は、蓄電容量12kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードの航続は、従来のおよそ1.5倍に伸び、最大58kmをゼロエミッション走行できる。この効果もあり、欧州複合モード燃費47.6km/リットル、CO2排出量48g/kmと、従来の740eと同等の環境性能を実現している。

この745Leが、ドイツに本社を置く技術、安全、証明サービスに関する認証機関、テュフ ラインランドテュフ・ラインランドから地球温暖化への影響を、最大58%低減するとの認証を得た。テュフ・ラインランドの独立検査官による分析では、PHVの745Leの地球温暖化係数は、ガソリン車の「740Li」に対して33%下回る。さらに、再生可能エネルギーから生成された電力だけを使用すると、745Leは車両のライフサイクル全体にわたる地球温暖化への影響を、最大58%低減できる、としている。

《森脇稔》

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