三菱ふそうトラック・バスは11月14日、大型観光バス『エアロエース』および『エアロクイーン』のリッド用ダンパーに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは、2017年6月9日~2019年8月28日に製造された1634台。
トランクおよびエンジンリッド用ダンパーのボールスタッドの締付けトルク指示が不適切なため、ボールスタッドが過大なトルクで締付けられたものがある。そのため、リッドの開閉を繰り返すことにより、ボールスタッドが緩んでダンパーが外れ、最悪の場合、リッドが全開状態を保持出来ず、落下するおそれがある。
改善措置として、リッド用ダンパーのボールスタッドを取り外し、ネジ部に緩み防止剤を塗布して適正なトルクで再締付けする。なお、適正なトルクで再締付けが出来なかった場合は、ボールスタッドを取り付ける部品を新品に交換する。
不具合は4件発生、事故は起きていない。社内からの情報により発見した。
改善箇所