オリックスカーシェア、燃料電池車 MIRAI 導入 都内36か所に順次配備

トヨタMIRAI
トヨタMIRAI全 7 枚

オリックス自動車は、トヨタの燃料電池自動車(FCV)『MIRAI』をカーシェア車両として11月19日より導入、12月末までに都内36拠点に配備すると発表した。FCVのカーシェアは東京都との共同事業。

今回のMIRAI導入は、東京都環境局が実施する「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV(ゼロエミッションビークル)導入促進事業」にて、オリックス自動車がFCVの事業実施者に決定したことを受けて実施するもの。

東京都は2018年5月から、2030年までに都内で販売される新車台数の半数をZEV車にする目標を掲げている。今回のカーシェア事業で1台1日につき7000円が東京都からオリックス自動車に対し支援される。

いっぽうMIRAIは、トヨタが2014年12月に発売した世界初の量産型FCV。燃料電池に水素と空気中の酸素を取り込むことで動力を生み出すため、地球温暖化の一因であるCO2を走行時に排出しない環境に優しい車で、約3分の充填で約650km走行できる。

導入にあたって11月19日から2021年3月31日までの間、「水素自動車 MIRAIキャンペーン」を実施する。15分150円からと、オリックスカーシェアの通常料金(デラックスクラス)の約50%オフで提供する。この金額はオリックスカーシェアのベーシッククラスより安い。

東京都内で開催された記者会見で、オリックス自動車レンタカー本部カーシェアリング部の中西淳部長は、「より多くの人にMIRAIの乗り心地を気軽に楽しんでもらうための料金設定。コンパクトカーと同じようにFCVを使って欲しい」と語っている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  4. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る