JR西日本の「新たな長距離列車」は2020年5月から…山陰・山陽方面へ運行される『WEST EXPRESS 銀河』

西日本の美しい海や空を表現したという瑠璃紺色をベースにした『WEST EXPRESS 銀河』のエクステリアイメージ。前面は種車となる117系のイメージを引き継いだもので、ヘッドマークが付く。
西日本の美しい海や空を表現したという瑠璃紺色をベースにした『WEST EXPRESS 銀河』のエクステリアイメージ。前面は種車となる117系のイメージを引き継いだもので、ヘッドマークが付く。全 12 枚

JR西日本は11月20日、「新たな長距離列車」として準備が進められている『WEST EXPRESS 銀河』を2020年5月8日から運行すると発表した。

『WEST EXPRESS 銀河』は117系近郊型電車6両編成1本を改造した車両を使用。1号車はボックスシートタイプのグリーン車、2・5号車はフルフラットシートの普通車「ノビノビ座席」(2号車は女性専用車)、3号車はコンパートメントタイプの普通車、4号車はフリースペース、6号車はグリーン個室となる。このうち、3・6号車は一部がフリースペースとなる。

京都や大阪を起点に山陰や山陽方面への運行が計画されており、2020年5~9月は山陰方面へ伯備線経由の夜行で運行される。

予定時刻は、下りが京都21時頃発~出雲市9時30分頃着、上りが出雲市16時頃発~大阪6時頃着。途中停車駅は、下りが新大阪・大阪・三ノ宮・神戸・西明石・姫路・生山(しょうやま)・米子・安来・松江・玉造温泉・宍道(しんじ)、上りが宍道・玉造温泉・松江・安来・米子・根雨(ねう)・備中高梁・神戸・三ノ宮の各駅。

2020年10月~2021年3月には大阪~下関間を昼行で運行される計画だが、予定時刻は未定となっている。いずれも特急列車となり、運行は週2往復程度となる。

乗車には運賃のほかに特急料金が必要で、1号車のグリーン車は通常のグリーン料金、6号車のグリーン個室は新たに設定されるグリーン個室料金(1人につき100kmまで4360円、200kmまで5860円、400kmまで7240円、600kmまで8450円)も必要。

なお、1人用個室を除くグリーン個室の定員は夜行では2人、昼行では2~3人となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る