橋梁損壊の上田電鉄、2021年春頃の全線再開を目指す 台風19号

一部が損壊した千曲川橋梁。11月13日時点の状況。
一部が損壊した千曲川橋梁。11月13日時点の状況。全 4 枚

長野県上田市の上田駅と別所温泉駅を結ぶ上田電鉄は11月22日、台風19号の影響により運行を見合わせている上田~城下間について、2021年春頃の再開を目指すことを明らかにした。

同区間は台風19号が通過した10月13日、全線で運行を見合わせたが、10月15日には下之郷~別所温泉間が、11月5日には城下~下之郷間が再開していた。

残る上田~城下間については全長約220mの千曲川橋梁が一部損壊しており、現在、同区間で代行バスが運行されているが、赤羽一嘉(あかばかずよし)国土交通大臣は、その運行に要する経費を支援する考えを表明している。

上田電鉄では「今後、健全性の調査、測量、地質調査などを進め、早期復旧に向け関係機関との協議を行ってまいります」としており、国土交通省や上田市も含めた復旧へ向けた調整組織が発足。

また、銀行口座を通して「別所線災害復旧支援金」を募集しており、上田市民や鉄道マニアなどの支援の輪も広がりつつあるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
  3. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  4. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  5. 日産の第3世代e-POWER搭載、『キャシュカイ』が無給油で英国縦断に成功
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る