箱根のケーブルカーが2020年春に新型化…1995年製のケ100・200形が12月2日にラストラン

12月2日限りで24年の運用に幕を閉じることになった箱根登山ケーブルカーのケ100・200形。写真はHT1編成。12m級車体で、最大乗車人員は126人。油圧制御式ブレーキを備える。
12月2日限りで24年の運用に幕を閉じることになった箱根登山ケーブルカーのケ100・200形。写真はHT1編成。12m級車体で、最大乗車人員は126人。油圧制御式ブレーキを備える。全 2 枚

神奈川県箱根町の強羅駅と早雲山(そううんざん)駅を結ぶ箱根登山鉄道鋼索線(箱根登山ケーブルカー)を運営する箱根登山鉄道は11月25日、現在運用しているケ100形(ケ101・102)、ケ200形(ケ201・202)の運行を12月2日を最後に終了すると発表した。

【画像全2枚】

この4両はスイスのガングロフ社製で、1995年に導入。箱根登山ケーブルカーとしては3代目の車両で、強羅方がケ100形、早雲山方がケ200形となる2両編成(ケ101+201のHT1編成、ケ102+202のHT2編成)が運用されている。

この2両編成は、関東のケーブルカーとしては初の複数編成で、かつ日本のケーブルカーとして初の冷房車となったが、2020年春に新型車に置き換えられることになったことから引退の運びとなった。

最終日となる12月2日は強羅駅、早雲山駅ともに19時7分発の便がラストランとなり、11月26日から12月2日までは記念のヘッドマークが掲出される。

なお、箱根登山ケーブルカーは、12月3日から2020年3月下旬まで施設更新工事が実施されるため、運休となる。この間は箱根湯本駅~早雲山駅間、強羅駅~早雲山駅間で代行バスが運行されるが、鉄道線箱根湯本~強羅間も台風19号による被災で運休しているため、ケーブルカー運休期間中の箱根登山鉄道線は箱根湯本以遠全線が代行バスによる運行となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る