ポルシェ初の量産EV『タイカン』、最強の「ターボS」…広州モーターショー2019

Cd値0.22のエアロダイナミクス性能

「ハイ、ポルシェ」で音声アシスト起動

最大出力761psで 0~100km/h加速2.8秒

航続は最大412km

ポルシェ・タイカン・ターボS(広州モーターショー2019)
ポルシェ・タイカン・ターボS(広州モーターショー2019)全 11 枚

ポルシェは広州モーターショー2019に、初の量産EVスポーツカーの『タイカン』(Porsche Taycan)の最強グレード、「ターボS」を出展した。

画像:ポルシェ・タイカン・ターボS

Cd値0.22のエアロダイナミクス性能

タイカンは4ドア、4セパレートシートを備えた新世代のEVスポーツカーだ。そのデザインは、新しい時代の始まりを告げると同時に、紛れもないポルシェのデザインDNAを維持しているという。フロントは、曲線の強いフェンダーによって、ワイドかつフラットに見えるデザインとした。シルエットは、後方に向かって下向きに傾斜するスポーティなルーフラインによって形作られ、彫りの深いサイドセクションも特長になる。

流線形のキャビン、テーパーの付いたリアCピラー、フェンダーの目立つショルダーは、ブランド特有のシャープに強調されたリアスタイルを表現する。リアのライトバーに組み込まれたガラス調のポルシェロゴなど、新しい要素も取り入れた。前面空気抵抗係数のCd値0.22というエアロダイナミクス性能が、低いエネルギー消費を可能にし、長い航続に貢献する。

「ハイ、ポルシェ」で音声アシスト起動

インテリアは、独立した湾曲メータパネルを採用し、ドライバーが中心であることを重視した。中央の10.9インチのインフォテインメントディスプレイとオプションの助手席ディスプレイの組み合わせは、ブラックパネルルックの一体化されたガラス画面を形成する。ポルシェ・タイカン・ターボSポルシェ・タイカン・ターボS

全てのユーザーインターフェースは、タイカン用に新開発され、従来の制御用スイッチやボタンなどは大幅に削減された。さらに、タッチ操作や「ハイ、ポルシェ」の呼びかけに応答するボイスコントロール機能を導入し、インテリジェントで直感的なコントロールを可能にする。

タイカンには、レザーフリーのインテリアを用意した。リサイクル素材で作られたインテリアは、電動スポーツカーの持続可能なコンセプトを示しているという。「フットガレージ」は後席足元のバッテリーのくぼみで、スポーツカー特有の低い車高でも、後席の快適な座り心地を追求する。2つのラゲッジコンパートメントがあり、フロントは81リットル、リアは366リットルの容量を備えている。

最大出力761psで 0~100km/h加速2.8秒

タイカンの最強グレードが、ターボSだ。タイカンはEVだが、『911』シリーズなどと同様のグレード呼称が導入された。タイカンは、非常に効率的な電気モーターを、フロントアクスルとリアアクスルに1基ずつ搭載し、4輪を駆動する。電気モーター、トランスミッション、パルス制御インバーターは、コンパクトなドライブモジュールに一体設計された。

リアアクスルに搭載される2速トランスミッションは、ポルシェが新開発した。1速は静止状態からの発進時に、鋭い加速を可能にする。ロングレシオの2速は、高い効率と同時に、高いエネルギー残量を追求する。2速は、高速走行時にも適用される。

ターボSは、ローンチコントロールとの組み合わせで、最大761psのオーバーブースト出力を発生する。これにより、0~100km/h加速2.8秒、最高速260m/hの性能を発揮する。ポルシェ・タイカン・ターボSポルシェ・タイカン・ターボS

航続は最大412km

タイカンの電圧は、通常のEVの400Vではなく、800Vのシステム電圧を備えた初の市販車となる。これにより、高出力充電ネットワークの直流(DC)を使って、およそ5分で最大100kmの航続に必要な電力を充電できる。パフォーマンスバッテリー+リチウムイオンバッテリーの蓄電容量は、最大93kWh。バッテリー容量を80%まで充電するのに必要な時間は、出力270kWの急速チャージャーで22分30秒だ。自宅などでは、最大11kWの交流(AC)で充電できる。1回の充電での航続は、ターボSの場合、最大412km(WLTP計測)となる。

ドライビングモードは、「レンジ」、「ノーマル」、「スポーツ」、「スポーツプラス」の4種類だ。加えて、「インディビジュアル」モードでは、個々のシステムを必要に応じて設定できる。

ポルシェ4D シャシーコントロールは、全てのシャシーシステムをリアルタイムで分析し、同期させる。シャシーシステムには、「PASM」(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントシステム)電子制御ダンパーコントロールを含む3チャンバーテクノロジーを採用したアダプティブエアサスペンション、「PTV Plus」(ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス)を含む「PDCC Sport」(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール・スポーツ)、電気機械式ロール抑制システムが含まれる。また、日常走行でのブレーキ操作のおよそ90%が、油圧式ホイールブレーキを作動させることなく、電気モーターのみによって行われる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
  2. ホンダアクセス、『フィット』向け「テックマチックシステム」改良…マルチビューカメラ装備車にも対応
  3. 【スズキ ワゴンR 新型試乗】「MTが少ない」と嘆くあなたに、『ワゴンR』があるじゃない…中村孝仁
  4. トヨタ『GRスープラ』次期型、トヨタ主導の独自開発なるか…土曜ニュースランキング
  5. ホンダ『プレリュード タイプR』始動か!? VTECターボ搭載、330ps超の史上最強クーペ誕生へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  3. フィジカルAIがもたらす自動車業界の地殻変動とモビリティの未来…博報堂DYホールディングス 執行役員 CAIO 森正弥氏[インタビュー]
  4. FORVIA HELLA、12Vリチウムイオン電池パック発表…鉛蓄電池より約20%軽量化
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 全固体(半固体)電池の現在地と将来展望~問われる全固体電池ならではの優位性とその価値の再定義~
ランキングをもっと見る