クルマの限界を知ることが安全への道!『大人の教習所2.0』開催

大人の教習所2.0
大人の教習所2.0全 21 枚

2019年11月29日、静岡県にある富士スピードウェイのP7駐車場で、『究極の安全運転』をテーマとしたドライビングレッスン『大人の自動車教習所2.0』のプレス向け発表会が行われた。

同イベントは、新しいカーライフを提案するHC GALLERYの主催により2020年1月より一般向けに開催される予定で、料金は無料。現在の日本の教習所では充足できない『究極の安全運転体験』を提供する。

HC GALLERY代表 佐野順平氏はこの企画について「大人の自動車教習所2.0。この2.0という数字は、事故をせずに安全に移動手段としてクルマを運転する技術を学ぶところ。そして、免許をもらうところ。これが自動車教習所の1.0だと考えています」と説明する。

「そして我々の2.0というのはクルマを好きになる方法、クルマの運転を楽しむための楽しみ方を覚える場所。さらに、安全性に磨きをかけていく場所を表しています」

取材当日用意されていたクルマは、フォルクスワーゲン『ゴルフGT』、アバルと『124スパイダー』、スバル『BRZ』、スズキ『スイフトスポーツ』の4車種。一般的なドライビングレッスンとは違い、自身のクルマを所有していなくても参加できるのが同イベントの魅力の1つでもある。

プログラムは世界耐久選手権WECなどで活躍し、「レーシングドライバーが運営するレッスンプログラムのパイオニア」としても知られるプロドライバー、澤圭太氏の指導の元で進められる本格的な内容だ。

大人の教習所2.0大人の教習所2.0まずは、クルマの運転で一番重要となる『止まる』という部分に着目。座学による、上手なブレーキングを行うための注意点や濡れた路面の走り方などの説明を受け、パイロンで作られたコースで、インストラクターによるデモ走行や同乗走行を体験した。

これは、実際にブレーキングの限界値を見せてもらうことで、正しい走り方が理解しやすいだけでなくクルマのポテンシャルを確認することができ、安心して実践に移すことができる参加者にとって重要な時間となる。

その後は、加速してからABSが作動するまでブレーキを踏み込むなど、一般道では試すことができないクルマの限界値を体感。限界値を知ることで、不意のアクシデントにも焦らず対応できる心の余裕を感じる事ができた。

プログラムの内容について、インストラクターの澤氏は「クルマの限界というのは物理なので物理の限界を知って、安全マージンを確保した一般道での普段の運転に生かしていただきたいと思います」と説明する。

大人の教習所2.0大人の教習所2.0ランチタイムを挟んで午前・午後と2部制で行われた『大人の自動車教習所2.0』には、公道では決して体験することのできない様々な経験が凝縮されている。そんな濃厚なドライビング体験を無料で提供する理由について、「若い人たちに、ものすごく低いハードルで、『クルマって楽しいかも』と思ってもらえる機会を提供していきたい」と佐野氏は話す。

クルマの楽しさだけでなく怖さも同時に体験することで、もっと運転が面白くなる、『大人の自動車教習所2.0』は、全6回、96名の参加が想定されている。

現在公開されているスケジュールは、第1回2020年1月26日(日)8:15~16:00 (参加者抽選予定日:1月8日)・第2回2020年2月29日(土)8:15~16:00 (参加者抽選予定日:2月10日)の2日間。TwitterやFacebookなどのSNSアカウントから応募することが可能だ。

現在クルマに興味のある人も無い人も、無料ならという好奇心だけでも応募はできるので、是非1度この貴重なドライビングレッスンを体験してみてはいかがだろうか。

《先川知香》

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