グッドイヤー、通信するタイヤの実証実験を開始…摩耗や空気圧をリアルタイムで確認

グッドイヤーのインテリジェントタイヤのプロトタイプ
グッドイヤーのインテリジェントタイヤのプロトタイプ全 3 枚

グッドイヤー(Goodyear)は12月4日、通信機能を備えた「インテリジェントタイヤ」の実証実験を欧州で開始した、と発表した。

このタイヤにはセンサーが組み込まれており、クラウドベースのアルゴリズムを含む完全なタイヤ情報システムを提供する。企業の車両管理担当者は、スマホのアプリを使って、リアルタイムでタイヤの状態に関する情報を共有できる。

グッドイヤーのインテリジェントタイヤのセンサーは、車両やサードパーティーの情報とともに、グッドイヤー独自アルゴリズムにリアルタイムデータを送信する。このアルゴリズムにより、摩耗や空気圧などのタイヤの状態に関する情報が継続的に更新され、企業の車両管理担当者と共有される。

タイヤの性能や摩耗情報は、タイヤの寿命、燃費、性能特性を向上させるためのメンテナンスを必要とするとき、リアルタイム信号を発信する。このような先を見越したメンテナンスにより、企業の車両管理担当者は、タイヤ関連や潜在的なサービス問題を正確に特定し、事前に解決することができるという。

グッドイヤーは、このインテリジェントタイヤの実証実験を欧州で開始した。欧州の19か国で事業を展開する輸送と物流グループのRedspherと協力し、同社の配送バンにインテリジェントタイヤを装着した。1日に最大700km以上走行する配送バンから、摩耗や空気圧などのタイヤの状態に関するデータを取得する、としている。

《森脇稔》

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