最終選考会まで決まらなかった中から 3シリーズ…西川淳【日本カーオブザイヤー2019-2020】

BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズ全 10 枚

「日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020」の最終選考会6日、東京都内で行なわれ、トヨタ『RAV4』が“今年の1台”に決まった。インポートカーオブザヤーはBMW『3シリーズ』セダン(BMW 3 Series)が選ばれた。選考委員でモータージャーナリストの西川淳氏は3シリーズに10点を投じた。

以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された西川淳のコメント。

☆☆☆

昨年度とはうってかわって粒ぞろいの10ベストカーとなり、配点には大いに頭を悩ませた。配点はもちろんのこと、順位についても全く白紙で最終選考会に臨むなんてことは近年ほぼなかったこと。

全車、特に軽自動車は乗り味に差が出るといわれる過給器の有無まで含めて、同じ場所で乗り比べてみた結果、まずは純粋にクルマとしてよくできていると思った順序を決め、その上下関係において適当な点差を熟慮し、今年の配点を確定させた。

国産車勢、特にトヨタの2台は同じクラスで比較した場合であれば欧州勢を凌駕するポテンシャルを秘めており、数年前までの同社製品と比べても格段の進歩している。けれども、カテゴリーという枠を外しての相対評価(筆者の場合)となる本賞においては、BMW3シリーズの乗用車としての完成度の高さと商品力の強さを純粋に評価したい。

3シリーズはベースモデルの320iにおいて既にイヤーカーとして評価するに十分な資質が備わっており、これに現時点においても豊富なバリエーション展開(そして未来も)を考えあわせると、最高点の10点を配するに最適なモデルだと考える。

☆☆☆

全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラ/カローラツーリング:5点
トヨタRAV4:5点
マツダ3:3点
BMW3シリーズセダン:10点
メルセデスベンツAクラス/Aクラスセダン:2点

日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2019-2020では、トヨタRAV4が436点でイヤーカーに選ばれた。『マツダ3』が328点で次点、3位はBWM『3シリーズ』の290点だった。輸入車で最高得点の3シリーズがインポートカーオブザヤーとなった。

《出典:日本カー・オブ・ザ・イヤーHP》

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