ETC2.0と民間のデータを連携、サービスの実用化を目指す 国交省が選定

公募した官民間で共有するデータを使ったサービスの概要
公募した官民間で共有するデータを使ったサービスの概要全 1 枚

国土交通省は12月6日、ETC2.0データと民間所有データを統合して地域のモビリティサービス強化につながる新たなサービス案について4つのサービスを選定したと発表した。

国土交通省では、生産性革命プロジェクトとしてETC2.0データを官民連携で活用することで、民間での新たなサービスの創出を促し、地域のモビリティサービスを強化することを目指している。この実現に向けて10月8日~11月7日まで、公募したところ、民間企業4社から4つのサービス案が提案された。

有識者で構成する「ETC2.0 データに関する民間企業からの利活用サービス案評価委員会」での審議を踏まえ、適用性、妥当性、有用性、先進性、実現性、提供データの有効性の観点から評価し、4つのサービス案すべてを選定した。

提案サービスは、ETC2.0で計測した車両の走行距離や、気象データ、その他のデータを使ってAI(人工知能)が計算した渋滞・事故予測に基づく迂回ルートの選択に応じてドライバーにインセンティブを付与し、ユーザーによる最適ルートの選択を促して渋滞回避を含めた交通量を調整するサービス。

ETC2.0の挙動履歴情報と走行履歴情報に基づいて事故危険箇所のヒートマップを作成。事故危険箇所をLiDARで交通流を計測して交通環境を分析して自動走行を支援するサービス。

また、ドライバー安全運転管理サービスの利用者の挙動と、ETC2.0データを基にした周辺車両の挙動等を分析し、安全走行を支援するサービス、ETC2.0データやバス関連データ、天気予報データをAIに学習させることで、混雑状況などを提供するサービス。

今後、選定されたサービスの提案者との調整を進め、実用化にあたっての制度的・技術的課題を検討した上で、実験・実装していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る