マレリとブラックベリーが協業、中国主要自動車メーカーにデジタルコックピット用QNXプラットフォームを提供

マレリ(ロゴ)
マレリ(ロゴ)全 1 枚

自動車関連サプライヤーのマレリは12月11日、カナダ通信機器メーカーのブラックベリーと協業し、中国の主要自動車メーカーにデジタルコックピット用QNXプラットフォームを提供すると発表した。

今回提供する「QNX Platform for Digital Cockpits」は、ブラックベリーの安全性認定を受けたハイパーバイザー「QNX Hypervisor for Safety」、メータークラスタ向けプラットフォーム「QNX Platform for Instrument Clusters」、インメントシステム向けプラットフォーム「QNX CAR Platform for Infotainment」とAndroidの実装を統合したソフトウェアソリューションだ。

車両内部情報を扱うメータークラスタと、カーナビやディスプレイオーディオなどを扱うインフォテインメントシステムは、情報ソースが異なるため、OSも別物となる場合が多い。しかし、このデジタルコックピット用QNXプラットフォームを活用することで、安全で信頼性が高いQNXベースのデジタルインストルメントクラスターとインフォテインメントシステムを統合。最新のAndroidベースアプリケーションに単一のECUからアクセスできるようになる。

また、デジタルコックピットのインフォテインメントは、ハイパーバイザという仮想化環境システムにより、車両システムから隔離してサンドボックス化。アプリがクラッシュしたり、セキュリティが侵害されたり、アップデートが必要になったりしても、運転機能に深刻な影響を与えることがなくなる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る