ホンダ 安部二輪事業本部長「地域ニーズ対応の積み重ね」…世界生産累計が4億台に到達

ホンダ 安部典明常務執行役員
ホンダ 安部典明常務執行役員全 3 枚

ホンダは12月19日、二輪車の世界累計生産が12月初旬に4億台に達したと発表した。1949年に『ドリームD型』で量産を開始して以来、70年目の節目に到達した。14年9月の3億台からは5年3か月での達成となった。

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ホンダは1963年にベルギーから二輪車の海外生産にも着手し、需要地での生産を徹底してきた。現在は21か国・地域の35拠点で、排気量50ccから1800ccまで幅広いモデルを生産している。2018年には年間生産台数が初めて2000万台に達した。世界の二輪車市場はざっと6000万台規模で、ホンダはその3分の1のトップシェアをもち、1000万台に満たない2位メーカーに大差をつけている。

八郷隆弘社長は同日、「ホンダは世界中のお客様に生活をより便利にできる二輪車を70年にわたり提供してまいった。今後も世界各地のお客様のニーズや夢に応えられる魅力ある製品の提供に全力を尽くす」との談話を発表した。

また、ホンダの二輪事業本部長である安部典明常務執行役員は同日、本社で記者会見し、4億台は「地域のニーズにきめ細かく対応してきた積み重ねである。近年ではアジアでの急速なモータりーゼーションの発展もあって極めて急ピッチで1億台に届くようになった」と評価した。次の大台となる5億台に向けては「5年くらいで達成できたらと思う。人口と普及率のポテンシャルが高いインドを中心とした南西アジアへの対応がカギになる」と語った。

ホンダは同日、国内向けの新たな電動二輪車『BENLY e:(ベンリーイー)』も発表した。新聞配達や宅配などビジネス用に開発したもので、2020年4月に法人向けに販売開始する。原付一種の「I(ワン)」と原付二種の「II(ツー)」があり、いずれもホンダの脱着式バッテリーである「モバイルパワーパック」2個を使用する。価格はバッテリーパックおよび専用充電器2個ずつとのセットで、「I」「II」ともに73万7000円から。

年間販売計画は200台としているが、安部常務は「法人需要としてはかなりの引き合いが来ている。今年度(の受注)で、それくらいの数字は計画したい」と述べた。また、「バッテリーパックによって充電時間が長いという課題を解決したが、まだまだバッテリーコストはわれわれのハードルになっている」と今後の課題も指摘した。

《池原照雄》

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