従来の鑑賞型の展示ではなく、自分から能動的に動くことで何かが始まる展示は「安全・安心な家族のダンロップ」というコンセプトで用意。ブースは以下の5つに分かれ、
・うごかす GESTURE VISION
・のぞく TYRE-TRIP THEATER
・さわる HISTORY WALL
・くらべる VEURO DRIVE SIMULATOR
・撮れる RASING STUDIO
それぞれがちょっとしたアクションをすることで、タイヤについて知ることができる仕組みだ。
「新商品の『ビューロVE304』は摩耗してもウエットグリップ性能が落ちにくいタイヤ。でも、そういうことはわかりにくい。それをアニメーションやドライビングシミュレーションで性能差を体感していただこうと思いました」と担当者。
アクションと言っても、指先を動かしたり(うごかす GESTURE VISION)、タイヤの輪の中に頭を入れて小型スクリーンを見たり(のぞく TYRE-TRIP THEATER)と誰でもできる簡単なものだ。子供でも気軽に体験できる。


ダンロップの歴史がわかる「さわる HISTORY WALL」も壁にある手のマークに触れると絵が浮かび上がり、アニメーションが動きだす。ただ年表を貼るだけでは大人しか読まないかもしれないが、触る楽しみがあることで子供にも興味を持ってもらえる。



「撮れる RASING STUDIO」ではフォーミュラカーを展示。レーシングウエアも貸し出してくれるので、レーサー気分で写真撮影の体験も可能だ。土日は野田英樹氏と野田樹潤選手による親子トークショーも行い、「レーサー目線からみるタイヤの安全・安心」について語る。
野田氏は「親子でこうやってトークショーで話す機会はなかなかないですね」と初回のステージで嬉しそうな表情を見せていた。

「カーシェアリングが進むとクルマのメンテナンスもできなくなってきます。性能持続、新品から性能が変わらない技術も求められていくでしょうし、タイヤがセンサーになって情報を集める開発も進められています。安全面と環境面、両軸でしっかりと技術開発をしていきたいですね」(担当者)
タイヤに求められる性能も低燃費や乗り心地といったものから、新しいステージに変わっていくはずだ。安全で安心な未来のタイヤを目指し「SMART TYRE CONCEPT(スマートタイヤコンセプト)」を掲げるダンロップは、これからも歴史を築いていく。