ホンダといすゞ20年ぶりの“復縁”、燃料電池商用車を共同開発へ[新聞ウォッチ]

ホンダの燃料電池車、クラリティ・フューエルセル(現行)
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

自主路線を保っていくのかどうかが大いに気がかりだったホンダが、生き残りをかけた「仲間づくり」を急いでいるようだ。燃料に水素を使う燃料電池(FCV)で、いすゞ自動車とトラックを共同開発するという。

きょうの日経が1面で「ホンダといすゞ、水素トラック共同開発」とのタイトルで準トップ記事として報じている。

それによると、具体的な提携や開発の時期などには触れていないが、「早期の事業化を目指し、走行時に温暖化ガスを一切出さず『究極のエコカー』として世界的に注目されるFCVの普及に弾みをつける」と伝えている。

ホンダがFCV技術を社外に提供するのは初めてのことで、FCVは燃料の水素の供給インフラが乏しく普及が進まないが、商用車なら走行ルートに応じ拠点を整えやすいという。

いすゞといえば、トヨタ自動車、日産自動車と肩を並べた「旧御三家」の一角を担っていたが、ホンダとの関係はこれまでも交流が全くなかったわけではない。1990年代には乗用車の相互OEM供給をしていたこともあった。例えば、ホンダの『アコード』をいすゞの『アスカ』として、『ドマーニ』を『ジェミニ』としてOEM供給。また、いすゞからは、SUVの『ビッグホーン』の供給を受けていたほか、いすゞ出身者がホンダの経営幹部になったケースもあったほど。その後、経営危機に陥ったいすゞは乗用車事業から撤退したことでOEMも立ち消えとなった経緯がある。今回の共同開発が実現すれば、20年ぶりの“復縁”になる。

自動車業界では、次世代技術の開発などでトヨタを中心に「仲間づくり」を進めている。独立性にこだわってきたホンタもトヨタに比べると二番煎じで“落穂拾い”的な面があるものの、最近は柔軟な経営方針に転換しつつあることも興味深い。いすゞビッグホーン改めホンダ・ホライゾンいすゞビッグホーン改めホンダ・ホライゾン(1994年)

2020年1月15日付

●日産提携解消報道を否定「ルノーと関係維持」強調(読売・8面)

●VW新車販売1.3%増、昨年1097台、欧州、南米で好調(読売・8面)

●株2万4000台回復、円安一時110円台、米中改善を期待(読売・9面)

●朝ラッシュ避けて特典、東京メトロ、五輪会場近くの8駅(読売・27面)

●3泊68万円、豪華列車で北海道周遊、東急、8月開始(朝日・33面)

●桃田選手全治6週間、現地診断きょう帰国(毎日・24面)

●企業倒産11年ぶり増、人手不足要因は過去最多(産経・2面)

●「7」のサポート終了、ウィンドウズMS、更新呼びかけ(産経・9面)

●水素トラック共同開発、ホンダといすゞ、商用車で普及目指す(日経・1面)

●吉利、世界販売1%増、昨年、ボルボが補う(日経・8面)

●日本精工、自動ブレーキ部品増産(日経・12面)

●モネ、水陸つなぐMaaS実験(日経・13面)

●マツダ、U字回復に黄信号、小型車北米で苦戦(日経・15面)

《福田俊之》

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