カーメイトが初出展、「360度ドライブレコーダー」を北米市場でアピール…CES 2020

ノースホールの一角に出展したカーメイトのブース
ノースホールの一角に出展したカーメイトのブース全 8 枚

カー用品の老舗メーカーであるカーメイトは、2020年1月7日から10日まで米国ラスベガスで開催された世界最大のIT家電ショー「CES 2020」に初出展。360度カメラ「ダクション360」シリーズを中核とした展示を行い、北米での事業展開につなげていく考えを示した。

「ダクション360」は、ドライブからアクションまで360度に渡って撮影できる3ウェイカメラとして人気を呼んでいる。特に需要が高いのは、前方だけでなく同乗者や自分の運転が同時に記録できる「360度ドライブレコーダー」としての役割だ。人気のきっかけは、昨年、報道されたあおり運転による事件が発生したことで、これを契機に人気は急上昇したという。

撮影した映像は最高4K相当の高画質で記録され、専用アプリをインストールしたスマートフォン上で360度映像として再現できる。カーメイトのIT開発グループ ゼネラルマネージャーの中村 良幸氏は、「今回の出展はすでに2018年10月から米国で販売してきた本シリーズを、さらなる認知拡大と販売促進を図っていくことが目的」と述べた。

カーメイトのブースは自動車関連メーカーが軒を連ねるノースホールの一角。水平360度を記録できる全天周モデル「ダクション360」と、垂直360度にも対応する高性能全天球モデル「ダクション360S」の米国販売モデルを出展し、ブース内にはには360度ドライブのVR体験ができるコーナーも用意した。また「東京モーターショー2019」で注目された、鳥瞰図ビューが撮影できるルーフキャリア用アタッチメントも出展した。

北米市場での拡販を図る360度カメラ「ダクション360」シリーズ北米市場での拡販を図る360度カメラ「ダクション360」シリーズ

カーメイトはこのアタッチメントを活用する一例として、パイオニア・スマートセンシングイノベーションズ(PSSI)が開発する「3D空間データ収集LiDAR kit」試作モデルに、360度カメラ「ダクション 360 S」とルーフキャリア「INNO」を提供。パイオニアブース内で披露された。

《会田肇》

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