FCA、電動化を推進---新世代EVの合弁生産に向けて協議

現行フィアット500のEV、500 e(参考画像)
現行フィアット500のEV、500 e(参考画像)全 3 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は1月17日、新世代のEVの生産に向けて、台湾の鴻海精密工業(ホン・ハイ・プレシジョン・インダストリ、Foxconn)と協議していると発表した。

鴻海精密工業は、スマートフォンや薄型テレビなどの電子機器を受託生産して成長を遂げ、現在では電子機器の受託生産企業としては、世界最大手だ。2016年には、シャープを買収して、その名前を世界に知らしめた。

今回のFCAの発表は、電動化の推進が狙い。FCAは今後5年間に、総額90億ユーロを投じて、新型電動パワートレイン車を30車種、世界市場で発売する計画だ。これに向けて、新たなグローバル製品開発体制を2020年から導入する。新体制では、電動化、自動運転、コネクティビティの開発に取り組み、これらの市場投入までの時間を短縮し、技術革新のペースを速めていく。

FCAは、新世代のEVの生産に向けて、鴻海精密工業との間で折半出資の合弁会社を設立する可能性について、協議しているという。

なお、FCAは鴻海精密工業との間で、今後数か月以内に最終的な合意に到達することを目的に、さらなる議論を進める、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る