国鉄創業時の機関車が百数十年ぶりに里帰り…桜木町のJRビルに歴史展示 6月下旬から

JR桜木町ビルでの110形蒸気機関車展示イメージ。
JR桜木町ビルでの110形蒸気機関車展示イメージ。全 2 枚

JR東日本横浜支社は1月23日、根岸線桜木町駅(横浜市中区)南側に新たな改札口を設置することに伴ない、隣接する箇所に「JR桜木町ビル」を6月下旬にオープンさせると発表した。

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同ビルは仮称「桜木町駅前複合ビル」として2018年10月に着工。地上12階建てで、1・2階には商業施設「CIAL桜木町ANNEX」と保育園が、3~12階には「JR東日本ホテルメッツ横浜桜木町」が入居する。

また、1階のエントランスホールには、桜木町駅が新橋(後の汐留)を起点とする国有鉄道(国鉄)最初の鉄道が正式に開業した1872年10月当時、終点の横浜駅だったことから、それにちなんだ記念物として、当時使われていた110形蒸気機関車、中等客車(現在のグリーン車に相当)と場内信号機のイミテーション、パネル、ジオラマなどが展示される。

このうち110形蒸気機関車は、明治初期の1871年にイギリスで製造されたタンク式の輸入蒸気機関車で、当時は「1形」と呼称。後に「A2形3号」と呼称され、1909年の形式称号改正で110形となった。

新橋~横浜間の鉄道で使われた後は入換え用となり、1923年に廃車。その後、当時の大宮工場での保存を経て、1961年には鉄道記念物に指定され、翌年に開設された青梅鉄道公園(東京都青梅市)へ移転していたが、2019年8月に展示を終了していた。

この歴史ある機関車が国鉄発祥の地に戻るのは、実に100数十年ぶりのこととなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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