スズキのインド子会社のマルチスズキは1月27日、『アルト』(Suzuki Alto)に最新の天然ガス車の「BS6 S-CNG」を設定した、と発表した。
アルトのBS6 S-CNGは、新排出ガス基準の「BS6」に適合した最初のCNG車だ。インドでは2020年4月、新たな排出ガス基準のBS6が施行される予定。BS6は、欧州のユーロ5に相当する新基準で、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を、およそ25%削減することが求められる。
マルチスズキは、幅広い車種に天然ガス車の「S-CNG」を用意している。アルトのBS6 S-CNGでは、最適なパフォーマンス、安全性、エンジンの耐久性、利便性、燃費を実現するように設計された。
アルトのBS6 S-CNGには、デュアルECU(電子制御ユニット)とインテリジェント噴射システムを搭載する。マルチスズキによると、あらゆる道路で最適なパフォーマンスと高い運転性を実現するという。
なお、アルトのBS6 S-CNG は、CNGが1kgあたり31.59kmの燃費を実現する、としている。