富山県の氷見線と城端線、LRT化を検討へ…直通運行も視野に

氷見線の終点・氷見駅に停車するキハ47形。
氷見線の終点・氷見駅に停車するキハ47形。全 4 枚
JR西日本は1月29日、富山県の城端線(高岡~城端)と氷見線(高岡~氷見)に次世代型路面電車システム(Light Rail Transit=LRT)の導入や直通化などを含む「新しい交通体系の検討」を進める意向を明らかにした。

城端線と氷見線の2線は、ともに高岡駅(富山県高岡市)を起点とする、いわゆる「盲腸線」と呼ばれるローカル線。

2015年3月に北陸新幹線長野~金沢間が開業してからは、高岡駅を含む並行在来線の北陸本線(倶利伽羅~市振)があいの風とやま鉄道に転換されたが、2線は並行在来線扱いとはならず、JR在来線としては本線と接続しない「離れ小島」のような状態となっている。

以来、JR西日本は、富山県や沿線の4市(高岡市・氷見市・砺波市・南砺市)とともに城端線と氷見線の活性化や路線存続へ向けたあり方についての協議を実施し、今回、「鉄道施設・設備の整備や維持運営の費用に係る課題をはじめ、沿線市の将来的なまちづくりとの整合、利用者の利便性向上、観光振興による活性化などさまざまな観点から、実現方法およびその可能性も含めて議論を進めてまいります」として、地域に対して新たな交通体系の検討を進めることを提案した。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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