メルセデスAMG GT 4ドアクーペ に頂点、「63S」出展へ…デリーモーターショー2020

4.0リットルV8ツインターボは最大出力639hp

AMGリアアクスルステアリング

部分的な自動運転が可能

スマホで車両の状態を確認できる

メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S 4MATIC+
メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S 4MATIC+全 15 枚

メルセデスベンツは、2月にインドで開催されるデリーモーターショー2020(オートエキスポ2020)に、メルセデスAMG『GT 4ドアクーペ』(Mercedes-AMG GT 4-Door Coupe)の「63S 4MATIC+」を出展すると発表した。

メルセデスAMG GT 4ドアクーペは、メルセデスAMG『GT』の派生車種として開発された新型車だ。2ドアのメルセデスAMG GTに対して、メルセデスAMG GT 4ドアクーペは4ドアのスポーツカーとなる。

外観はフロントに、「AMGパナメリカーナグリル」を装着した。AMGパナメリカーナグリルは、1952年に行われた伝説的レース、「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」において、優勝を果たした『300SL』のレーシングカーに由来するもので、縦基調のグリルデザインが特長になる。

4.0リットルV8ツインターボは最大出力639hp

メルセデスAMG GT 4ドアクーペのトップグレードが、63S 4MATIC+だ。直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載し、最大出力639hp/5500~6500rpm、最大トルク91.8kgm/2500~4500rpmを発生する。トランスミッションは、9速の「AMGスピードシフトMCT 9G」。駆動方式は4WDで、AMGパフォーマンス仕様の4MATIC+だ。メルセデスAMG GT 4ドアクーペの63S 4MATIC+は、0~100km/h加速3.2秒、最高速315km/hの優れた動力性能を実現した。

マルチチャンバーを備えた「AMG RIDE CONTROL+ エアサスペンション」を標準装備した。コーナリング時やブレーキング時には、硬いスプリングレートに瞬時に切り替えることで、高い安定性と俊敏なハンドリングを実現する。さらに、走行状況に合わせて四輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムを採用した。また、ボタンを押すことで車高を上げ、駐車場のスロープなどを通過する際に配慮している。メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S 4MATIC+メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S 4MATIC+

AMGリアアクスルステアリング

「AMGリアアクスルステアリング」を採用する。このシステムは、アジリティと安定性の両立をさらに進化させることにより、AMG GT 4ドアクーペのダイナミズムと走行安全性を強化する。

速度が100km/h以下では、電動アクチュエーターモーターの働きでリアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大1.3度操舵する。これによりコーナー進入時のアジリティが大幅に高まるほか、日常の走行シーンでは回転半径が小さくなるため、車両が扱いやすくなる。

速度が100km/hを超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向に最大0.5度 操舵することで、走行安定性を大きく高める。同時に、方向を変える際、リアホイールに働く横Gの増加ペースが高まり、ステアリング操作に対するレスポンスが改善される。また、素早くステアリングを操作しても、通常のようにリアが外側に流れる傾向を見せず、優れたリアグリップと安定性が得られるという。

部分的な自動運転が可能

「ドライブパイロット」は、部分的な自動運転が可能な先進運転支援システム(ADAS)だ。とくに高速道路での渋滞の際、自動運転機能により、ドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムとした。

ドライブパイロットでは、先行車との車間距離だけでなく、周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視して、従来よりもステアリングアシストが作動する状況を大幅に拡大させた。

また、車線が不明瞭または表示されていない場合には、先行車を追従する。さらに、システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減する。メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S 4MATIC+メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S 4MATIC+

スマホで車両の状態を確認できる

最新のコネクティビティを採用した。「COMAND Online」に標準の「リモートオンライン」は、スマートフォン経由でさまざまな便利機能が利用できる。

たとえば、スマートフォンで駐車中の車両の状況を確認したり、ヒーターのコントロール、車両のロック/アンロック、走行距離や燃料残量などをチェックできる。緊急時に通報を行い、ロードサービスを呼べる「eCall」も付帯する。

「ENERGIZING」と呼ばれるコンフォートコントロールも装備可能だ。このシステムは、空調システム、シート、マッサージ機能、ステアリングヒーター、車両の照明などの異なる機能をネットワーク化。専用のプログラムにより、ドライバーや乗員をリラックスさせたり、リフレッシュさせたりすることができる。

《森脇稔》

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