神奈川県箱根町の強羅駅と早雲山(そううんざん)駅を結ぶ箱根登山鉄道鋼索線(箱根登山ケーブルカー)を運営する箱根登山鉄道は1月30日、リニューアル車両の運行を3月20日から開始すると発表した。
箱根登山ケーブルカーでは、1995年に導入したスイス製のケ100・200形が2019年12月2日限りで引退。翌12月3日からは施設更新工事のため路線を運休し、リニューアル車両の導入準備が進められていた。
今回導入される車両は、引退したケ100・200形の台車を流用し、車体を新造したもので、箱根登山ケーブルカーとしては25年ぶりの車両リニューアルとなる。
車体色は、2両編成の1号車が鉄道線で運用している3000形「アレグラ号」と同じバーミリオンはこね色、2号車が箱根山から見る青空をイメージした青色が施されており、「沿線の新緑や、紅葉に映えるシンプルなデザイン」としている。