廃止された駅が歴史ミュージアムに…京成の旧博物館動物園駅、設計図も初公開 2月8日から

会場の旧博物館動物園駅
会場の旧博物館動物園駅全 7 枚

京成電鉄(京成)は、2月8日から旧博物館動物園駅(東京都台東区)で「京成リアルミュージアム」を開催する。

旧博物館動物園駅は、京成本線京成上野起点0.9kmの位置に設置され、1997年3月まで営業していた地下駅。開業は戦前の1933年12月で、建設予定地が旧皇室典範上で皇室の世襲財産とされていた「世伝(せいでん)御料地」であったことから、昭和天皇の勅裁を受けて建設。その経緯から西洋風の荘厳な駅舎とされた。

正式な廃止は2004年4月だったが、その後、東京都から歴史的な価値が認められ、2018年4月には鉄道施設として初めて「東京都選定歴史的建造物」に。改修を経たその年の11月から翌年2月にかけて、廃止後初の一般公開も行なわれた。

今回の「京成リアルミュージアム」は、京成が運営しているウェブサイト「京成ウェブミュージアム」の特別イベントとして開催。京成の遺構とともにその歴史を振り返ることをコンセプトにした内容となる。

当日は現代に見立てた地上階に、東京都立城東職業能力開発センターが製作したAE形『スカイライナー』の1/2カットモデルを展示。そこから地下のコンコース階へ繋がる階段の壁面には、年代を遡るように歴史パネルが掲出される。

メイン会場となるコンコース階では、過去に制作された記念券やヘッドマークの一部を展示。博物館動物園駅の設計図面も初めて公開される。

開催日は2月8・9・11・15・16・22~24日で、開催時間は各日10時~15時30分(最終入場15時)。入場は先着順で、時間指定の入場券が配布される。ホーム階へは入場できない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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