トヨタ RAV4 新型、初のPHV出展へ…シカゴモーターショー2020

専用デザインの内外装

PHVシステム全体で302hpのパワー

EVモードは最大63km

トヨタ RAV4 プライム 新型
トヨタ RAV4 プライム 新型全 20 枚

トヨタ自動車の米国部門は2月3日、米国で2月6日に開幕するシカゴモーターショー2020に、新型『RAV4』のプラグインハイブリッド車(PHV)、『RAV4プライム』(Toyota RAV4 Prime)を出展すると発表した。

画像:トヨタ RAV4 プライム 新型

RAV4にPHVが設定されるのは、今回が初めてだ。『プリウス』のPHVは、すでに米国市場に『プリウス・プライム』の車名で投入されている。新型RAV4のPHVもこれに倣い、RAV4プライムの車名で米国市場へ投入される。

専用デザインの内外装

外装デザインは、専用ミッドグリルとロアバンパーを採用した。さらに、メッシュグリルでスポーティさを際立たせ、ピアノブラックのアクセントで、高級感を高めている。足元には、19インチの専用アルミホイールと大径タイヤを設定した。

ボディカラーには、スーパーソニックレッドを新設定する。ボディ下部をブラックで塗装し、ブラックルーフと合わせて、コーディネートされた。インテリアは、視認性を高めるヘッドアップディスプレイや、大型9インチディスプレイオーディオを、新型RAV4シリーズで初採用する。パドルシフトも設定している。トヨタ RAV4 プライム 新型トヨタ RAV4 プライム 新型

PHVシステム全体で302hpのパワー

新開発のPHVパワートレインは、新型『RAV4ハイブリッド』の直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、強力なモーターを組み合わせたものだ。「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、302hpのパワーを引き出す。この数値は、新型RAV4ハイブリッドの219hpに対して、83hpの上乗せとなる。

駆動方式は、新型RAV4ハイブリッドと同様、電気式4WDシステムの「E-Four」とした。最新のE-Fourは、電気で駆動する後輪の最大トルクを、増やしたのが特長だ。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。

強力なPHVパワートレインを得たRAV4プライムは、0~96km/h加速を5.8秒で駆け抜ける。新型RAV4ハイブリッドの0~96km/h加速7.8秒に対して、2秒の短縮を果たした。0~96km/h加速5.8秒は、先代RAV4の米国仕様に用意されていた3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力269hp)搭載車の6.3秒を、0.5秒短縮するものだ。トヨタによると、RAV4プライムはRAV4史上、最強かつ最速という。トヨタ RAV4 プライム 新型トヨタ RAV4 プライム 新型

EVモードは最大63km

二次電池は、大容量のリチウムイオンバッテリーだ。このバッテリーを床下に搭載することにより、新型RAV4と同様の室内空間を確保した。また、低重心化により走行安定性の向上にも貢献するという。

EVモードでは、最大63kmをゼロエミッション走行できる。この効果で、米国EPA(環境保護局)燃費性能は90MPGeを達成する見通しだ。トヨタによると、RAV4史上、最も燃費性能に優れるという。

プリウスPHV同様、「ヒートポンプオートエアコン」をRAV4 プライム向けに最適化して搭載した。高効率な電力消費を実現するなど、PHVに求められる高い環境性能を追求する。また、大容量バッテリーの利点を生かして、災害時に役立てるよう、駆動用電池に蓄えた電力を最大1500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能を採用している。

《森脇稔》

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