フォード マスタング のEV「マッハE」、欧州仕様車は航続600kmが目標

モーターは最大出力459hp

足回りなどを欧州専用にチューニング

10分以内に最大93km走行分のバッテリー容量を充電可能

フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)
フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)全 19 枚

フォードモーター(Ford Motor)は2月13日、フォード『マスタング』シリーズの新型EV、フォード『マスタング・マッハE』(Mustang Mach-E)の欧州仕様車を初公開した。

画像:フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)

「マッハE」とは、1970年代の2代目フォード・マスタングに用意されていた高性能モデル、「マッハ1」を連想させるネーミングだ。フォードモーターは2022年までに、電動化に110億ドル以上を投資する計画だ。この投資によって、フォードモーターは電動車両のラインナップを拡大する予定。2022年までに、全世界の電動車ラインナップを40車種に増やし、そのうちの16車種をEVにする計画を掲げている。

この16車種のEVのひとつが、マスタング・マッハEだ。マスタングはフォードを代表する伝統のスポーティカーであり、マスタング・マッハEはパフォーマンス志向の電動SUVになる。

モーターは最大出力459hp

マスタング・マッハEには、永久磁石モーターを搭載する。最大出力は332hp、最大トルクは57.6kgmを引き出す。駆動方式は、後輪駆動または4WDを用意する。フォードモーターによると、4WDの場合、0~96km/h加速はポルシェ『マカン』のベースモデルよりも速いという。フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)

マスタング・マッハEには、モーターの性能を最大出力459hp、最大トルク84.6kgm に引き上げた2つのパフォーマンスバージョンを設定する。「GT」は0~96km/h加速を4秒以下で駆け抜ける。フォードモーターによると、この加速性能は、ポルシェ『マカンターボ』よりも速いという。

「GTパフォーマンスエディション」は、ポルシェ『911 GTS』に匹敵する性能を目標に掲げる。0~96km/h加速は3.5秒以下を目指している。こちらは2021年春に市場に登場する予定だ。

足回りなどを欧州専用にチューニング

4WDシステムは、前後の車軸に独立してトルクを分配し、後輪駆動モデルよりも優れた加速とハンドリング性能を追求する。4WDシステムをチューニングして、トラクション性能や雪などの滑りやすい路面でのコントロール性能を高めた。欧州仕様車では、サスペンション、ステアリング、ESP、4WDシステムなどが、ヨーロッパの道路と運転スタイルに合わせて、専用チューニングされている。

マスタング・マッハE には、2種類のリチウムイオンバッテリーを用意する。288個のリチウムイオンセル仕様が蓄電容量75.7kWh、9376個のリチウムイオンセル仕様が蓄電容量98.8kWhだ。バッテリーは、車両の床下に配置され、マイナス40度という低温でテストされた。この水冷式バッテリーは、衝撃吸収構造の防水バッテリーケース内に搭載される。欧州仕様車の場合、1回の充電での航続は、最大600km(WLTP計測)を目標に掲げる。フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)フォード・マスタング・マッハE(欧州仕様)

10分以内に最大93km走行分のバッテリー容量を充電可能

欧州仕様車では、「IONITY」の急速充電ステーションにおいて、最大150 kWの出力で充電を行うことができる。これにより、10分以内に最大93 km走行分のバッテリー容量を充電することが可能だ。

また、欧州仕様車には、「FordPass Connect」と呼ばれるオンボードモデムテクノロジーを採用する。これは、安全な無線アップデートにより、車両の性能や、「SYNC」コミュニケーション&エンターテイメントシステムなどを、最新の状態に更新する。

15.5インチの画面を備えた車載インフォテインメントシステムは、機械学習を使用してドライバーの好みを学習し、タッチ、スワイプ、ピンチコントロール、音声認識で操作できる。クラウドベースの接続を特徴とするこのシステムは、Appleの「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」、「AppLink」アプリと連携している。

《森脇稔》

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