JR東日本は2月18日、「JR東日本旅行券」を4月30日限りで廃止すると発表した。
旅行券とは、乗車券類やクーポン券などを購入する際に利用できる前払い式の金券で、JR東日本では、1000円・5000円・1万円・5万円の金額設定で発売されている。
もともと旅行券は国鉄時代から発売されており、現在はJR北海道が「ツインクル旅行券」、JR西日本が「WENS旅行券」、JR四国が「旅行券」として発売。JR東海ではグループ会社のジェイアール東海ツアーズが「ふれあいぷらっと」として発売しているが、金額設定は各社まちまちとなっている。
JR九州では2018年11月限りで旅行券を廃止しており、「JR東日本旅行券」の廃止はこれに続くものとなる。
廃止を受けて「JR東日本旅行券」の払戻しは、5月1日から2021年11月30日まで25か所のびゅうプラザ、およびその訪日観光センター(旅行カウンター)、甲府・宇都宮・水戸各駅のみどりの窓口で行なわれる。
ただし、10万円以上についてはみどりの窓口で払戻しを受けられず、口座振込での払戻しとなる。
なお、同じ前払い式の金券である「びゅう商品券」については利用が継続される。