ポルシェ 911 新型の最新カスタマイズプログラム、「ポルシェ エクスクルーシブ」がデザイン…欧州で設定

顧客の細かい要望に応えるポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール

スポーツデザインパッケージはバンパーが専用に

エアロキットの開発に延べ9万km以上を走行

ポルシェ 911 新型の「ポルシェ エクスクルーシブ」カスタマイズプログラム
ポルシェ 911 新型の「ポルシェ エクスクルーシブ」カスタマイズプログラム全 4 枚
ポルシェは2月17日、カスタマイズプログラムの「ポルシェ エクスクルーシブ」が、新型『911』(Porsche 911)向けに、「スポーツデザインパッケージ」と「エアロキット」を欧州で設定した、と発表した。

◆顧客の細かい要望に応えるポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール

このカスタマイズプログラムは、「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール」が開発を手がけた。ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥールは、「独創的なカスタマイズ」をテーマに掲げている。

30人以上の専門のスタッフは、内外装を中心にカスタマイズを行う。ライト、ホイール、エンジン、ドライブトレインをパーソナライズできる。さらに、レザー、カーボン、アルミ、ウッド仕上げなど、高品質の素材と幅広い特別な色が用意されている。このカスタマイズプログラムは、およそ600種類のメーカーオプションでカバーできない顧客の要望に対応するという。

新型911では、高品質のコンポーネントと、エクステリアの特別なパッケージを手作業で仕上げることにより、さらに高度なパーソナライズを実現できる。ドイツ・ツッフェンハウゼンにある自社工場では、複数の専用オプションがラインナップされている。

ツッフェンハウゼンのポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥールは最近、生産能力を増強した。工場スペースは2000平方mに拡張され、4つの新しい昇降プラットフォームワークステーションが追加された。150平方mの倉庫スペースも設けられ、車両の物流が最適化されている。

◆スポーツデザインパッケージはバンパーが専用に

新型ポルシェ911向けのポルシェ エクスクルーシブでは、スポーツデザインパッケージを設定する。このパッケージでは、専用デザインのリップスポイラーを備えた新デザインのフロントバンパーが装着される。リアは、ナンバープレート部分が上方に移設された新デザインのバンパーを装着した。このバンパーには、新デザインの空気取り入れ口が配される。スポーツデザインパッケージには、スポーツデザインサイドスカートを組み合わせることが可能だ。これにより、車高をさらに低く見せることができる。

さらに、エアロキットが選択できる。これは、最新の「992」シリーズのすべてのクーペバージョンで利用できる。エアロキットでは、さまざまな空力面での強化が施されている。専用フロントスポイラー、固定式のリアスポイラー、固定式のリアウィングは、ポルシェのGTレーシングカーがモチーフだ。スポーツデザインのサイドスカートとの組み合わせにより、911のレーシングDNAがさらに強調されるという。

◆エアロキットの開発に延べ9万km以上を走行

新しいエアロキットは、ドイツ・ヴァイザッハのポルシェの開発センターで設計された。エンジニアは設計や機能の最適化に数か月を費やした。プロトタイプはポルシェの風洞施設でテストされ、エアロキットがフロントアクスルとリアアクスルの両方の浮力を低減する効果を確認しているという。

その後の開発段階では、世界中の高温および低温気候におけるテストも行われた。 延べ9万kmを超える距離を走行し、エアロキットは延べ5万5000 kmの高速テストを、ナルドのテストコースで実施している。

なお、エアロキットとスポーツデザインパッケージは、どちらもボディ同色または部分的なハイグロスブラック仕様が用意されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【シトロエン C4ハイブリッド 新型試乗】ハイドロ系ダンパーでも「薄味」なシトロエン…中村孝仁
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る