路線バスを活用した客貨混載、埼玉県飯能市でスタート

飯能市での客貨混載の出発式
飯能市での客貨混載の出発式全 4 枚

国際興業とヤマト運輸は2月25日から埼玉県飯能市内を運行する路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を開始したと発表した。

今回の取り組みでは、ヤマト運輸が名栗地区、中藤・原市場地区に配達する宅急便を、国際興業・飯能営業所に持ち込み、路線バスに積み込む。その後、路線バスは乗客と荷物を乗せて飯能駅から運行、「尾長入口」、「上赤沢」それぞれのバス停で、ヤマト運輸の地区担当セールスドライバーに荷物を引き渡し、セールスドライバーが宅急便を配送する。

飯能市内を運行する国際興業の路線バスは、人口減などにより乗車人数が減り、将来の路線維持が難しくなるという課題がある。ヤマト運輸は埼玉県飯能市の飯能支店から片道約30kmの名栗地区と、片道10kmの中藤・原市場地区に午後到着分の宅急便を配達する際、名栗地区では1台、中藤・原市場地区では2台のトラックが支店に宅急便を取りに戻る必要があった。

今回の路線バスの車内スペースを活用して宅急便を輸送する「客貨混載」を、国際興業が運行する飯能駅発・名栗方面のバスで実施することで、国際興業は宅急便の輸送による新たな収入源を確保できる。ヤマト運輸はセールスドライバーの運転時間を削減でき、CO2排出量の削減にもつながるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る