BMW コンセプト i4、2021年市販の新型EV示唆…ジュネーブモーターショー2020で発表へ

第5世代のBMW「eDrive」

モーターはV8ガソリンターボに匹敵する530hp

1回の充電での航続は最大600km

BMW iブランド初の4ドアクーペ

BMW i4 の開発プロトタイプ
BMW i4 の開発プロトタイプ全 7 枚

BMWグループは2月25日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー2020において、『コンセプトi4』(BMW Concept i4)を初公開すると発表した。

【画像全7枚】

同車は、BMWグループが2021年に発売予定の新型EV、『i4』を示唆したコンセプトカーだ。BMWによるとi4は、モダンでエレガントかつ、スポーティなデザインと、4ドア「グランクーペ」の広さと実用性を融合させ、ダイナミックな卓越性をまったく新しい形で提供するという。

第5世代のBMW「eDrive」

i4には、ダイナミクス、効率、航続を最適化した第5世代のBMW「eDrive」テクノロジーが搭載される。第5世代のBMWのeDriveでは、電気モーター、パワーエレクトロニクス、充電システム、高電圧バッテリーを新開発した。これらが一体となって、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを形成する。第5世代のBMW eDriveテクノロジーは2020年、まずはBMW『iX3』に導入され、次にBMW 『iNEXT』、i4に搭載される。

第5世代のBMW eDriveテクノロジーは、電気モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスを一体設計したドライブシステムだ。 この駆動システムは、さまざまな出力レベルのさまざまな電動モデルで使用できる。システムの高度に統合された設計により、電力密度を大幅に向上させ、次世代の電気モーターの生産では、レアアースも不要にしているという。BMW i4 の開発プロトタイプ車BMW i4 の開発プロトタイプ車

モーターはV8ガソリンターボに匹敵する530hp

BMW i4用に開発された電動モーターは、最大出力およそ530hpを発生する。530hpのパワーは、新型『8シリーズ』や『X7』、新型『X5』、『X6』など、現行のBMWの4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジン搭載車と同じレベルにある。パワフルなモーターを得たi4は、0~100km/h加速およそ4.0秒、最高速200km/h以上のパフォーマンスを実現する。

柔軟な車両アーキテクチャ、フラットで低位置の高電圧バッテリー、コンパクトな駆動技術により、車両設計の自由度を高めた。モジュール式の柔軟な電動パワートレインとバッテリー蓄電テクノロジーも採用している。BMW i4をはじめ、将来の電動車で使用されるバッテリーは、モジュールあたりのセル数が多く、部品点数が少なく、デザインもコンパクトとした。BMW i4 のバッテリーBMW i4 のバッテリー

1回の充電での航続は最大600km

BMW eDriveの第5世代には、最新のバッテリーセルテクノロジーを備えた新設計の高電圧バッテリーを搭載されている。BMW i4用に開発された高電圧バッテリーは、フラットな設計と最適化されたエネルギー密度が特長になる。バッテリー単体の重量は約550kgだ。蓄電容量はおよそ80kWhと大容量で、これにより、BMW i4の1回の充電での航続は、最大でおよそ600kmに到達する。

次世代の充電システムは、プラグインハイブリッド車(PHV)とEVで利用できる。出力は最大150kWだ。これにより、BMW i4の高電圧バッテリーは、およそ35分間で容量のおよそ80%分を充電できる。100km走行分のバッテリーを充電するには、およそ6分で済むという

BMW iブランド初の4ドアクーペ

i4は、個性的なデザインと高いパフォーマンスを備えたBMW iブランド初のグランクーペだ。グランクーペは、BMWの4ドアクーペに冠される名称で、『4シリーズ』、『6シリーズ』、『8シリーズ』に設定されている。BMW i4は、BMWブランドの4ドアクーペに共通するスポーティでエレガントなデザインに加えて、優れたパフォーマンスを追求する。

BMW i4は、BMWのグランクーペとして、また電動車両として、明確に識別できるデザインとする。4ドアクーペの独特のプロポーションと、BMW iモデルの典型的なデザインを組み合わせている。BMW iブランドのアイデンティティが反映されたフロントマスクや、豊かなボディライン、優れたエアロダイナミクス性能が特長だ。後席の乗員のために、シート高を最適化して、乗降性を高めた。広々としたインテリアは、日常走行と長距離走行の両方で、高い快適性を発揮するという。

またi4は、プレミアムミッドサイズカテゴリーにおけるBMWグループ初のEVだ。ドライビングダイナミクス、スポーティでエレガントなデザイン、プレミアムなクオリティ、4ドアグランクーペのゆったりとした快適性と機能性を兼ね備える。『4シリーズ グランクーペ』のEV版といえるのが、i4になる。

《森脇稔》

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