アルファロメオ ジュリア に「GTA」、伝説の名前が復活…540馬力ツインターボ搭載

ジュリア クアドリフォリオをベースに30hp強化

F1のノウハウを生かしたアクティブエアロ

カーボン素材により100kg軽量化

アルファロメオ・ジュリア GTA 新型
アルファロメオ・ジュリア GTA 新型全 10 枚

アルファロメオは3月2日、新型『ジュリアGTA』(Alfa Romeo Giulia GTA)を欧州で発表した。

画像:アルファロメオ・ジュリア GTA 新型

ジュリア・クアドリフォリオをベースに30hp強化

アルファロメオは6月24日にブランド誕生110周年を迎える。これを記念して、アルファロメオはブランドを象徴する名車のひとつ、『ジュリア・スプリントGTA』に敬意を表し、新型ジュリアGTAを発表した。

「GTA」とは、「グラン・ツーリスモ・アレジェリータ」の略で、アレジェリータとは、イタリア語で「軽量化」を意味する。アルファロメオは1965年、当時の『スプリントGT』をベースにしたレース仕様車、ジュリア・スプリントGTA を発表した。アルファロメオのレース部門の「アウトデルタ」が開発を担当。アルミ製ボディを採用して車両重量を745kgに抑え、ベース車両の950kgと比較して、205kgもの軽量化を達成していた。同車は1966~1969年、4年連続で欧州ツーリングカー選手権を制し、その名を歴史に刻んでいる。

新型ジュリアGTAは、『ジュリア・クアドリフォリオ』がベースだ。2.9リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力が540hpへ引き上げられた。ジュリア クアドリフォリオ に対して、30hpの強化にあたる。アルファロメオ・ジュリア GTA 新型アルファロメオ・ジュリア GTA 新型

F1のノウハウを生かしたアクティブエアロ

アルファロメオのエンジニアがエアロダイナミクス性能とハンドリング性能を引き上げている。アクティブエアロダイナミクスは、ダウンフォースを増加させるため、とくに重点的に研究開発が行われた。これらのソリューションには、F1のノウハウが生かされている。ザウバーエンジニアリングが手がけた「ザウバーエアロキット」を採用した。専用のサイドスカートやリアスポイラー、アクティブフロントリップスポイラーが装備されている。

カーボンファイバー製のリアディフューザーには、チタン素材の「アクラポヴィッチ(AKRAPOVIC)」製センターエグゾーストシステムが組み込まれる。20インチのセンターロックホイールも専用デザインだ。前後トレッドは50mm拡幅され、サスペンションシステムには新設計のスプリングやショックアブソーバー、ブッシュを採用した。これにより、高速走行時のハンドリング性能を引き上げているという。アルファロメオ・ジュリア GTA 新型アルファロメオ・ジュリア GTA 新型

カーボン素材により100kg軽量化

車両の重量を減らすために、細心の注意が払われ、100kgの軽量化を達成した。ドライブシャフト、ボンネット、ルーフ、フロントバンパー、フロントホイールアーチ、リアホイールアーチインサートなどをカーボンファイバー素材に変更した。エンジン、ドア、サスペンションシステムには、アルミ素材を使用。他のさまざまな複合素材も、車両全体に使用されている。

インテリアには、アルカンターラ素材をダッシュボード、ドアトリム、グローブボックス、サイドピラー、シートのセンタートリムなどに使用している。

新型ジュリアGTAには、専用のカスタマーエクスペリエンスが標準で用意される。車両には、特別なGTAカラーリングのベルヘルメット、Alpinestarsが手がけたフルレーシングセット(レーシングスーツ、グローブ、シューズ)、車体を保護するGoodwoolカバーなどが付帯する。さらに顧客は、アルファロメオ・ドライビングアカデミーのドライビング講習にも参加できる、としている。ジュリア・スプリントGTA(1965年)ジュリア・スプリントGTA(1965年)

《森脇稔》

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