路線バス事業者の合併・共同経営を独禁法の対象外に---人口減少など対応 法案を閣議決定

バス停(イメージ)
バス停(イメージ)全 1 枚

政府は、地域の路線バスの維持を図るため、経営が厳しい乗合バス事業者同士の合併や共同経営をしやすくするため、一定の条件の上で独占禁止法の適用を除外する法案を閣議決定した。

乗合バス事業は、国民生活の基盤となる「基盤的サービス」で、他の事業者による代替が困難な状況にある。一方で、人口減少などによって基盤的サービスを持続的に提供することが困難な状況となっている。こうした中、将来にわたって基盤的サービスの提供を維持するため、合併や共同経営として経営の効率化が有効だが、独占禁止法の規制に抵触するおそれがある。このため、独占禁止法を適用除外する特例を定める。

地域一般乗合旅客自動車運送事業者が国土交通大臣の認可を受けて行う合併については、独占禁止法の適用を除外する特例を創設する。地域一般乗合旅客自動車運送事業者と他の地域一般乗合旅客自動車運送事業者や、公共交通事業者が、国土交通大臣の認可を受けて共同経営する協定を締結する場合も独占禁止法の適用除外する特例を創設する。

今通常国会に改正案を提出する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  4. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る