神戸市北部の北神線が市営化…地下鉄と一体運行、三宮-谷上間の運賃はほぼ半減 6月1日

北神急行電鉄の7000系。
北神急行電鉄の7000系。全 2 枚

国土交通省近畿運輸局は3月4日、北神(ほくしん)急行電鉄北神線の神戸市への譲渡申請を認可した。譲渡日は6月1日を予定しており、北神線は神戸市営地下鉄西神(せいしん)・山手線と一体的な運行を開始する。

北神線は、神戸市北区の谷上(たにがみ)駅と同中央区の新神戸駅を結ぶ7.5kmの路線で、1988年4月に開業した。現在は神戸高速鉄道を第三種鉄道事業者、北神急行電鉄を第二種鉄道事業者とする上下分離方式で運営されており、谷上駅では神戸電鉄有馬線と連絡。新神戸駅を境に神戸市営地下鉄西神・山手線との相互乗入れを行なっている。

2019年3月には神戸市が阪急電鉄グループ(阪急)が保有する北神線の市営化について、阪急と合意したことが明らかにされていた。譲渡価格は198億円(税別)で、残債務は引き継がないとされている。

市営化後の運賃については、神戸市営地下鉄と同水準となる。合算となっている現在、北神線側の全線運賃が日本一高い370円となっていることから割高感を拭えないが、一体的運行により通算され、三宮~谷上間はほぼ半減の280円、新神戸~谷上間は90円減の280円となる。これにより、北神線の利用促進や人口減が続く神戸市北部の活性化につながるとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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