ZF、新型のタイヤ摩耗テスターを開発…高周波レーザー測定が可能

ZFの新型タイヤ摩耗テスター
ZFの新型タイヤ摩耗テスター全 2 枚

ZF は、新型のタイヤ摩耗テスターを開発した、と発表した。

自動車のタイヤは時間の経過とともに摩耗し、細かいほこりやマイクロプラスチックの形で、小さな粒子を放出する。このタイヤの摩耗が、都市の微細な粉塵汚染の原因のひとつになっている。

ZFの新型タイヤ摩耗テスターを使用すれば、タイヤメーカーはタイヤの摩耗をテストし、タイヤを最適化することができ、よりクリーンな環境の実現に貢献できるという。

ZF の新型タイヤ摩耗テスターを使用すると、テストベンチ上で実際の走行状態をシミュレーションして、タイヤの摩耗を確認できる。ZFの新型タイヤ摩耗テスターは、気象条件に関係なく、24時間365日稼働できる。 また、屋内でテストできるため、気温や天候などに左右されにくいシミュレーションが可能になり、ドライバーの違いによる影響も排除できる。テスト中、タイヤの状態は常に測定され、タイヤの摩耗を判定する。

ZFは、高周波レーザー測定を可能にする新しい測定システムを開発した。 ZFインライントレッド摩耗マッピングシステムは、タイヤの摩耗を正確に測定する。このシステムは、三角レーザー測定に基づいており、一定の走行距離を走った後のタイヤの摩耗を測定する。測定は完全に自動化されており、タイヤを機械から取り外して測定する必要はない。

ZFのタイヤ摩耗テスターは、さまざまな運転モードのシミュレーションを可能にする。乗用車用タイヤの最高テスト速度は180km/h、バスとトラック用タイヤの最高テスト速度は160km/h、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る