1936年から続くフィアット『500』の伝統[フォトヒストリー]

フィアット500新旧
フィアット500新旧全 33 枚

フィアット『500』のモデルチェンジが発表された。1936年の『500トッポリーノ』から続く「500」とスモールフィアットの歴史を写真で振り返る。

【写真】1936年から続くフィアット『500』の伝統(全33点)

500トッポリーノ

初代「500」は1936年、世界恐慌に冷え込むイタリア市場に投入された経済車だ。当時世界最小の量産車だった。そのサイズと姿から“トッポリーノ”=小さなネズミという名前で呼ばれた。フィアット500トッポリーノ(1936年~)フィアット500トッポリーノ(1936年~)

ヌオーヴァ500

500トッポリーノが進化した経済的で実用的な小型車が、1957年登場の「ヌオーヴァ500」=新500。チンクェチェントというとこの車を思い浮かべる人は多いが、「ヌオーヴァ」込みで車名だ。小型化にあたっては技術的なチャレンジが数多く盛り込まれた。日本では人気アニメに登場して有名になった。フィアット・ヌオーヴァ500(1957年~)フィアット・ヌオーヴァ500(1957年~)

126

ヌオーヴァ500の後継車、『126』は1972年に発表された。4シーターボディに594ccエンジンを搭載、速度向上が図られ、ギアにはシンクロが採用された。フィアット126(1972年~)フィアット126(1972年~)

パンダ

質実剛健で機能的なシティカーとして人気を得たのが、1980年登場の『パンダ』だ。デザイナー、ジョルジェット・ジュジャーロの傑作。個性的なデザインのため、スペシャリティカーあるいはパーソナルカーのイメージがあるかもしれないが、実用的な小型車という意味で500の流れを汲み、126の市場も継承する。フィアット・パンダ(1980年~)フィアット・パンダ(1980年~)

チンクェチェント

次にフィアットの小型車の伝統を引継いだのは、1991年登場の『チンクェチェント』になる。数字の「500」ではなく、アルファベットで「Cinquecento」というのが車名だ。ポーランドで生産された。1998年には『セイチェント』=600に進化する。フィアット・セイチェント(1998年~)フィアット・セイチェント(1998年~)

500(2代目)

小型車のアイコンとも言える「500」が復活したのは2007年。スタイリングはヌオーヴァ500のモチーフを引き継ぐがキャラクターは若干変わって、コンパクトながらも快適性が加味された。2016年に規模のやや大きい商品改良を受けている。最新型が発表された時点で従来型の価格は1万5150ユーロ(約180万円)からとなっており、経済車のポジションからはまだ外れていないものの、現行パンダが1万1600ユーロ(約138万円)からで、フィアットレンジでは最安値になっている。フィアット500(2016年~)フィアット500(2016年~)フィアット『500』の伝統[フォトヒストリー] 1枚目の写真(全33枚)

《高木啓》

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