函館本線「山線」のイメージを一新…JR北海道の電気式新型気動車が営業運行を開始 3月14日のダイヤ改正

営業運行初日のH100形。函館本線小樽~塩谷。
営業運行初日のH100形。函館本線小樽~塩谷。全 4 枚

JR北海道の新型一般型気動車H100形「DECMO」(デクモ)が、3月14日のダイヤ改正から営業運行を開始した。

H100形は、老朽化したキハ40形の置き換えを目的に川崎重工業で製造。JR東日本のGV-E400系をベースに、酷寒地仕様・両運転台化した電気式気動車で、ディーゼルエンジンが発電する電力で走行する。気動車ではあるが、形式名から「キハ」の文字が消え、H5系新幹線電車と同じく、頭にHOKKAIDOの頭文字「H」を配している。

2018年2月に量産先行車のH100-1・2が登場し、走行試験で各種の検証を行なった後、2019年9月から今年1月にかけて量産車13両が登場。3月14日のダイヤ改正では、函館本線小樽~倶知安~長万部間で運行しているキハ150形などの在来車を一斉に置き換えた。

今回のJR北海道におけるダイヤ改正では、唯一の新型車の投入となり、いわゆる「山線」と呼ばれる小樽~長万部間のイメージを一新。既存のキハ201系とともに運用され、同区間から国鉄時代の車両が消えることになった。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る