新型コロナウイルスの感染拡大防止で自工会・豊田会長異例の談話、日野自動車で2人「陽性」[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

「自動車業界全体に関わる話として受け止め、引き続き会員各社においても従業員への注意喚起と健康状態の確認を一層細やかに進めて、速やかに情報開示とともに、考えうる限りの対策を講じて感染拡大防止に取り組んでまいります」

日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)が異例の談話を発表した。連日のように「新たに〇人の感染者」というニュースが伝わるなか、大手トラック・バスメーカーの日野自動車でも、日野市の本社内に勤務する従業員2人が新型コロナウイルスへの感染検査の結果「陽性」であることを確認。それを受けて自工会の豊田会長が、会員各社に注意喚起を徹底するように促したものである。

日野自動車の発表によると、「陽性」反応の従業員は販売会社の業務支援を行う50歳代と60歳代のいずれも男性で、勤務していたフロアを一時閉鎖し消毒。濃厚接触が疑われる従業員に2週間の在宅勤務や自宅待機を指示したという。

日野では生産活動への影響はないとされているが、感染防止で会議抑制や在宅勤務推進、出張制限などのほか、訪問者も含めて毎日の検温を実施する対策を講じているという。ワクチンや治療薬が開発されるまでの間は、コロナ不安を少しでも抑えるには、各自が手洗いやマスクなどで防衛するしかないようだ。

2020年3月17日付

●新型コロナ 日銀が追加金融緩和、ETF購入枠倍増(読売・1面)

●NY株一時2700ドル安、取引中断、米、ゼロ金利決定後(読売・1面)

●株主総会コロナ対策強化、ネット中継、おみやげ中止(読売・7面)

●東京五輪「延期」63%、「予定通り」は23%、本社世論調査(朝日・1面)

●新型コロナ、車市場欧州もブレーキ(朝日・6面)

●歴史たどる「青ガエル」運行、東急東横店閉店でPR列車(産経・25面)

●日産見えぬ「ゴーン後」「誰がトップなんだ」(日経・2面)

●給油所ブランド来年から統一へ、出光・旧昭シェル、全6400か所(日経・2面)

●車分野でブロックチェーン、トヨタが連合づくり(日経・16面)

《福田俊之》

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